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【前のめりでスキップ】2017年6月6日~6月11日:フラペチーノの堅さ問題

※【前のめりでスキップ(ロンドン日報)】かなりせっかちで前のめり。急がば周れないばかりか、地団駄踏んで転んでる。プリプリ怒って日が暮れる。そんなハナコのロンドン暮らしの日報、書いた分ずつちょこちょこ更新します。あまりロンドンぽくなくてすいません。

■2017年6月6日(火)大雨→雨→見事な晴天

4日間ほど所用で北の方の国に行き、日曜に戻ってきた。留守している間にロンドンでテロ発生。イギリスに来てから何度目のテロだろう? そして先ほどパリでも何か起こったらしいとBBCで報道している。どこに出掛けるのも何だか不安な毎日。こういうテロが起こるたび、移民のこと、宗教のこと、極端な意見が飛び交うことがやるせない。

それでも日々は続いていく。明日の事は分からない。神様しか分からない。だから今目の前にある時間や幸せを大事にしよう。

明日から日本に一時帰国。梅雨時6月の日本はたぶん10年ぶり? 耐えられるか、アタシ? 10数年のイギリス生活で、私の毛穴は通常日本人の1/10ぐらいに激減してると思うんだけど。

■2017年6月7日(水)まあまあ晴れ

バタバタとパッキングしながら、残った仕事を頑張る真剣勝負の午前中。時間と勝負で冷や汗出まくっているから、日本に帰る前の「毛穴拡張工事」になっているかしら?

日本に帰る理由は母の肺ガン手術。父も具合が悪いので、主な私のミッションは母の入院中の“父の見張り”。母は肺がんの自覚症状はないらしく、今日も元気に大好物の「コーヒーフラペチーノ」(スタバ)をちゅーちゅー飲んでいるらしい。今年私が教えてフラペチーノを知った母。東京から100キロ北上の田舎町なのに、スタバは10年以上前からあるんだからすごい。「こんな美味しいものを知らないで生きてきてしまった…」と本気で残念がっている今日この頃。入院する大学病院にスタバがあるのが救い。「ご飯たべらんなくってっも、フラペチーノあるから平気」と言うぐらいに入れ込みよう。スタバさん、ありがとう。

■2017年6月8日(木曜)日本に着いたら夜だったので天気不明

今回はパリ経由のエールフランス便で約14時間かけて帰国。本日イギリス総選挙。出発前があまりにバタバタで、別カテゴリーで書いているEU離脱やイギリス総選挙について追えていない。せっかく14時間もあるんだからと少し選挙関係情報を取り返そうと新聞を持って飛行機にのったのに、結果映画三昧になってしまった。目の前の人参に弱いワタクシ。

見逃していた作品を居眠りしながら鑑賞。眠らなかったのは以下2作。

『LA LA LAND』― 結構残酷なハナシだったのね!?  こりゃ脚本家絶対女じゃないなあと思ったら、監督のデミアン・チャゼルが書いてるのか。そっか…。

『湯を沸かすほどの熱い愛』― 評判は聞いてたけど、内容ノーチェックで鑑賞。びっくりした。そっちの愛だったのか! 痛くて強くて苦しい。フライトで人目もはばからずに号泣。アイラインが涙でとけて、目の下真っ黒。

本当は『この世界の片隅に』を1番見たかったけど、さらに泣きはらす可能性があったので、迷ってやめてみた。6月にロンドンで公開だと前にニュースで見たけどどうなんだろ?

■2017年6月9日(金曜)暑いよ日本。晴れのち夕立

時差ぼけぼけすぎて、調整不可能なフラッと状態で朝8時起床。母の入院日。ご近所さんに車で送っていただき、両親と近隣の大学病院へ。久々にやってきた地元の大学病院。どでかい上に、何でもあって驚く。ここ、屋内だけどまさに”街”! スタバ、ファミマ、薬局、本屋。アタシ、ここに住める。綺麗な上にクーラーもそよそよ。いい感じに緑なんかもあって、アタシ、ココに住みたいかも。

入院したとたんにものすごい数の説明&書面サインに驚く。これは何かあったときに患者からのクレームから病院を守るためなんだろうけど、正直患者側にはサインしないチョイスなんてない。(サインしなけりゃ手術も検査もできないわけだから。)これって、過剰な自己責任押し付けの様にも思えるんだけどどうなんだろう。患者側を守るための書面ってないんだろうか?

一通り検査が終わったあとスタバへ。試しに頼んだコーヒーフラペチーノ、「カキ氷みたいに堅めが好き」な母には柔らかすぎる。今後毎日通ってお店の人と交渉するとのこと。どこのスタバに行っても「堅めでお願い」の交渉に成功してきたらしいので、ココでも頑張ると言っている。元気に退院するまでに理想の「堅めフラペチーノ」の安定供給が可能になるのか?

■2017年6月11日(日)晴れ⇒夜にちょっと雨

午前中に父と一緒に家を出て、母の病院へ。日曜日は検査もなく、まあまあ暇そうにしている。まだ術前だし、今は肺ガンの自覚症状はまったくないからせっせとおせんべやコンビニ菓子を食べているらしく「このままじゃ、退院するときには太ってるよ」とほがらか。火曜日の手術後もこんな状態に早く戻ってほしいと願うばかり。

病院に来たのは今日で2回目だが、あることに気付く。この病院、そこかしこ鏡だらけ。トイレにあるのはいいとして、エレベーターの中、廊下、病室にも大きな姿見が設置されている。デパートやレストランはスペースを広く見せたり、明るくしたりの理由から鏡を多用することがあると聞くけど、ここは病院。錯覚を起こすほど広く見せる必要もないはず、っていうかそうでなくてもこの病院「街レベル」にデカいのに!

自分のブヨブヨ姿、しかも全身姿なんて、ホントなら一生見ないで過ごしたい。(だからロンドン自宅には姿見がない。)ああなのに、廊下を歩くだけでなぜにこんなに自分の醜態と向き合わなくてはなならいの? っていうか、この醜態を世の中にも日々さらして生きてるってこと!? (改めて絶句)

絶望しつつ誰もいないエレベーターで何気なく二の腕つまんでみた。蛍光灯の不惑な光の下、つまんだ肉片の下にしっかり見えたボッコボコのセルライト! ぎゃ~‼

お母さん、私は病院に来ると痩せそうです…。

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