© matka All rights reserved.
![ハリネズミの願い](https://matka-cr.com/new/wp-content/uploads/2019/12/DSCF1364-616x411.jpg)
【写真交換日記197】from Tokyo「ハリネズミと一緒に紅茶を」
日曜の朝、ガーディアンをめくりながら夫婦で紅茶だなんて、なんだかすごい「イギリス」ですな。私は味気ないですが、デジタル版を読んでいます。
パーティシーズンですが、そんな時にふと思い出す本があります。それは2017年本屋大賞(翻訳小説部門)を受賞した『ハリネズミの願い』という本です。誰かを招待したいのに、なかなか手紙を送れないハリネズミのジレンマの物語。挿絵もとてもかわいいです。
「私が行ってあげるのに!」なんて思いながら、ハリネズミと一緒に紅茶を飲む妄想をするのでした。
『ハリネズミの願い』 トーン・テレヘン 著 長山さき 訳
新潮社 2016年 1300円
『あの動物、招待する?招待しない?』
いちばんリラックスできる状態を考えた時に、誰しもが思うのは一人家でのんびりと寝転んだり、ゴロゴロしていることではないだろうか。次にリラックスできるのはお茶やコーヒーを飲んでいる時。ではその横には誰がいるのだろう。一人? あるいは友達と? 家族? もしくは恋人と。
ハリネズミは一人(一匹?)、妄想している。一人で寝てばかりいるけれど、誰か他の動物や虫たちを家に招待してみようかと。でも、そのいろんな動物が<訪問>してきた時のシュチュエーションを妄想すると必ず、とんでもないことや悲しいことになってしまう。「紅茶を飲む?」とハリネズミは健気にも、(妄想の中で)訪ねてきたどんな動物にも、紅茶を淹れる(淹れようとする)。
59の短い話で成り立つこのストーリーは、「こじらせた(こじらせがち)」な人には自虐的な笑いを誘い、素直な人はおそらく「ハリネズミったら考えすぎだよ!」とツッコミながら笑うのかもしれない。気がつけば、自分の周りの人が、どの動物に当たるのかを妄想している。
美味しく、心から楽しんで紅茶を飲める相手とは、一体誰なのだろう。
![podcast247](https://matka-cr.com/new/wp-content/uploads/2024/07/podcast247_1-300x225.jpg)
【podcast257】使われ方によってモヤモヤするワード「おかげで」
「おかげで」という言葉は感謝を示す言葉でいい言葉なのですが、たまにシチュエーションによって耳にする「おかげで」はかなりモヤモヤするものがあります。
![podcast254](https://matka-cr.com/new/wp-content/uploads/2024/06/podcast254-300x225.jpg)
【podcast254】(かなり)遅ればせながら自動車学校行ってみて、思ったこと
今まで考えてもみなかったことですが、中年になって、遅ればせながら自動車学校に通っています。若い時に行っていたら、決して思わなかったであろうことに思いを巡らせる日々です。録音日、仮免許取得したテンションでフローレンスさんとあれこれ話してみました。