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【今日の云々】デジタルばんざい(by hanako)
イギリス暮らしがいくら長くなっても、幼いときに移住したわけではないので英語が母国語レベルになれるわけではない。
だから「英語道は長いよ」「日々是勉強也」と思いつつ暮らしている。ままならないことが多い海外生活、「やっかいな交渉(=クレーム)in 英語」も多いので苦労は絶えない。
とはいえ、さすがに10年以上住んでいるので毎日の生活ですごく困ることはあまりない。通訳仕事の前に関連用語を集中的に調べたり、翻訳仕事をしつつちょこちょこ単語を調べたりすることはあっても、来英当初のような向上心はすでに消滅。「ただ英語力をアップする」ためだけに英語の勉強をすることはほぼなくなってしまった。
「もっと語彙力増やしたい」と、いつも思っているのに。
本屋に行くたびに「ここにある本をスラスラ読めたらもっと楽しいのに」と思うのに。
なかなか実行できない。
根が怠けモノだから仕方ないのか。英語の新聞や雑誌は情報ほしさに読むものの、”本”に至っては日本の本ばかり読んでいる。英語の本はトンとご無沙汰だ。
「ご無沙汰」の理由は英語読書には面倒がつきものだから。分からない単語があるとそこで止まってしまう。電子辞書やオンライン辞書を使えばササッと調べられるとは言え、「1度本を置いて調べる」のはおっくうだ。さくさく流れるように読めないので面白さも半減してしまう。
…マズいなあ…。英語はある意味私の商売道具なのに。
そんなことを思っていたとき、お仕事させていただいている「コスモポリタン 日本版」に掲載された「1年間何も買わずに過ごしたら、どうなる?【体験談】」という記事に興味を持った。
こちら↓の可愛らしい女性ミッシェルさん(本業は経済系のフリーライターだそう)が、1年間、食費や住宅ローン、公共料金などの必要経費以外、一切をお金を使わなと決め、実践したとのこと。
Pit stop between seeing houses and a fashion show. My cycling chic probably won’t cut it with the fashionistas pic.twitter.com/ZIWDTklkOE
— Michelle McGagh (@mmcgagh) 2016年9月17日
1年間電車にもバスにも乗らない(移動はすべて自転車)、コーヒーショップにも入らない、パブに言ってもビールを飲まない(無料の水道水だけもらって飲む)、レストランにも行かない、洋服も買わない…という生活。
私は結構財布のヒモがキツめだと自負しているものの、う~ん、このレベルで倹約するのはなかなかスゴイ。修行に近いような気がする。
このミッシェルさんの1年間は「 The No Spend Year(お金を使わない年)」というタイトルで本になっているんだそう。

↑電子版表紙です。
ちょっと読んでみようかな。
そう思ったのがある日の夜中。でもすぐに本屋に行けるわけじゃなし。あっそうだ、今は電子書籍ならちょこっと立ち読み(=サンプル数ページ分を無料で読める)できるんだった!
いつもは日本のオンライン書店からマンガばかり購入しているのだけど、今回初めてイギリスのオンライン書店でまずは「無料試し読み」をしてみた。
専用アプリを携帯に入れてダウンロード。
そしてビックリ!
何て読みやすいの~~!!!
何が良いって、辞書を引かないですむこと。携帯にはGoogle翻訳用のオンライン無料辞書を既にダウンロードしてあるのだが、(たぶん)書店アプリが電子辞書とシンクロし、分からない単語をタップしてハイライトすると「ぴよん」と日本語訳が出てきてくれる!
何て簡単!しかも辞書は携帯に内臓されているので、オフラインでも翻訳機能が失われることはない。つまり地下鉄(注:ロンドンでは地下鉄走行中にネット使えません。地下鉄の“駅”構内にはwifi入っていますが、電車が走っているときは完全オフライン)に乗っていてもスイスイ読める!
い、いつからこんなだったの? (みなさんは知ってたの?)
ワタシ、知らなかったよ~~~!!!
たぶんずいぶん前からこの機能はあったのでしょう。でも私は悲しいことに全然知りませんでした。ああ、もっと早く知っていたら!
コチラの記事で「英語で哲学書なんて絶対読めない」と書きましたが、はい、いくらこの「サクサク辞書機能」がついていたってさすがに哲学書に手を付けたりはしないんです。自分の身の程、分かってます(笑)。
でもノンフィクション、小説までは「サク辞(さくじ)くん(=「サクサク辞書機能」から命名)」がいてくれたら、大丈夫かもしれない。挫折しないで最後まで読み通せる英語本が増えるかもしれない!
サンプル版をあっという間に読み終え、本編をポチリと購入。現在のところ順調に読み進める毎日。
しばらくはこの「サク辞くん」の大いなる助けに感謝し、片時も離れることなく寄り添い、頼り、差し伸べる手を拒まず、携帯の電源が2人を分かつまで、べったり蜜月を楽しむことを誓って…みようと思います。
とどいたばかりの「騎士団長殺し」がてっぺんにのっている、「積読本(日本語)」タワーもややうらめしくはあるんだけどね。

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