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【前のめりでスキップ】2017年6月12日~6月17日:老人とスマホ
※【前のめりでスキップ】ロンドン日報: かなりせっかちで前のめり。急がば周れないばかりか、地団駄踏んで転んでる。プリプリ怒って日が暮れる。そんなハナコのロンドン暮らしの日報、書いた分ずつちょこちょこ更新します。あまりロンドンぽくなくてすいません。
※現在日本に一時帰国中なので「日報 in 日本」になっております。
■2017年6月12日(月)よい天気だけどあまり暑くない(助かる~!)
母の手術説明があるので、隣町の大学病院に朝9時半までに病院入りしなきゃなので絶対寝坊できない!はずだったのにうっかり寝坊。いまだに時差ボケで昼間眠くて夜目がさえる。45分後に家をでなきゃならないんだけど間に合うか!? 「父の支度の手伝い(※父も具合悪し)」「父の朝食」「病院で食べる軽食を用意」まではやり遂げる自信はあるんだけど、最大難関かつ最も時間がかかるのはたぶん化粧! 寝起き時の「得体のしれない生物」から「ある程度人間」状態になるまでのプロセスが毎朝大変すぎてツラすぎる。いっそスッピンメガネ、無敵の「マスク着用」で出かけようかと思ったけど、本日起こりうるいろいろをマスク1枚のカバーでは乗り切れないような気がして、ありえない速度の「快速化粧」で何とか完成。やればできるじゃないか、アタシ!―そう思う反面、ここでスッピンメガネで出ていけないところが何というか小市民。
■2017年6月14日(火)晴れ
昨日は母の手術。手術室が空かず開始時間が送れてやきもきしたものの無事終了。術後ICUで母にも会えて一安心。今日病院に行ったらICUから回復室に移っていた。順調に回復してほしい。
術後は絶え間なくいろいろやることがあり、看護師さんが数分おきにやってくる。皆さま、ものすごく働くうえに天使の様に優しくて本気で泣きそう。昨日から看護大学生が実習に来ており、母の担当の20歳女子学生(ピチピチなのに癒し系女子)も血圧取りにきたり体温測ったりしとマメマメしくベッド際にやってくる。「何かやれることないですか?」「やらせてください」といつもニコニコ笑顔な上に、天使語連発。私にもン十年前に一応20歳だったことがある気がするが、良い子な上に甘くて瑞々しい桃みたいなカワイこちゃんを前にすると、「私が20歳だったころ」なんてもうあってもなくてもどっちでもイイみたいな気がしてくる。20歳、もう1度やり直しても細胞レベルで何かが根本的に違うから、絶対あんな子になれない自信がありすぎる。
オバちゃん度全開で「彼氏いるの?」とセクハラトークを試みたが「いないんです…。もてなくって♡」。世の男子大学生、一体何してる!
■2017年6月17日(土)晴れ
本日は母の病院へ行く前に、父もかかりつけ医師の診察…と忙しい日。ああなのに、出掛ける前に父の長年使ったガラ系携帯がぶっこわれる。諸事情あり、父の携帯と病院の母の携帯が生きていることが連絡上のライフラインになっているので、速攻「白い犬お父さん」のケータイ屋へ。この数年、父にパソコンを教え、タブレットを持たせ、Lineを教えてきたのだけど、もう「言葉にできない」苦労の連続。「言葉にできない」って、ホントに言葉にできないの。だって「Lineって何なの?」「Wifiって何?」と真正面から聞かれて、皆さま何て答える? カタカナ言葉1個も使わないでこの手の機器&アプリを教える事の難しさよ(涙)。
そして父もとうとうスマホ時代に突入したけれど、「いっちばんシンプル」なはずの高齢者向けスマホなのに、父にとっては多機能すぎる。画面を元に戻せない、アプリが更新しはじめちゃうともう触れない、いらない機能を触って起動しちゃったときの対処が分からん等々…もうどこから説明していいか分からぬ始末。ロンドンに戻るその日まで、家事、父の世話、母の病院、仕事に加え「父のスマホと格闘」が加わったかと思うと、1日50時間ぐらいないと時間が足りない!
母の病院にやっとこさたどり着き、病室でも父にスマホレッスン。見ている母は「私・・・一生ガラ系でいいから・・・」と結構冷たく他人事。悲壮な顔つきでスマホをにらむ父と、差し入れした新聞を広げて悠々と読んでる母。どちらが病人か分からない・・・。
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8月27日に発表になったOASIS再結成、そして2025年ツアーのチケット販売にまつわるあれこれを現場(イギリス)で見たフローレンスです。
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先日、TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」の番組企画で第5回 スーパー総選挙が行われ、スーパーマーケットについて思いを巡らせたのを機に、日本とイギリスののスーパーについて生活感丸出しであれこれ話してみました。