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【podcast48】メガネの時間「永山則夫のドキュメンタリー作品2本」

こんにちは。フローレンス22世です。

地球の反対側に暮らす ロンドン在住の「フローレンス22世」と東京在住「豊里耳(とよさと みみ)」。 2人がぐるっと電話でつながりアレコレ話す「環・地球おしゃべり」、それがマトカのpodcastです。

マトカの2人は死刑制度に大変興味があるのですが(どちらも死刑反対派です)、今回はわたくしフローレンスが繰り返し見ている「永山則夫」についてのドキュメンタリーに2本ついて熱く語りました。

永山則夫のふるさと、網走の冷たい海をイメージした画像です。

お詫び:
*録音時の通信状態が悪く、聞こえない箇所が多数あります。申し訳ございません。
*話の中で「エバンス事件」について触れています。この点では間違いが2か所あります。
①「クリスティは(エバンス)母娘の殺人だけは吐かなかった」
→ジョン・クリスティはベリル・クリスティ(母)の殺害は認めましたが、ジェラルディン・エバンス(娘)の殺害は最後まで否定しました。
②「いろいろいろいろ考えても、エバンスじゃないか?」
→「クリスティではないか?」の間違えです。

大変失礼いたしました。エバンス事件については、wikiに分かりやすく書かれています。

今回おススメしたドキュメンタリーは下記2本です。

ETV特集(NHK)「死刑囚 永山則夫 ~獄中28年間の対話」(2009年10月11日放送)

ETV特集(NHK)「永山則夫 100時間の告白」 ~封印された精神鑑定の真実~」(2012年10月14日放送)

欧州に住んでいると、まだ日本に死刑制度があることに驚かれます。 イギリスおよびEUの国には死刑制度はありません。

ポッドキャストの中で「イギリスは死刑が廃止されたのは1969年」とフローレンスが言っていますが、すみません、イングランド、スコットランド、ウェールズでは1969年に事実上廃止、北アイルランドでは1973年に事実上廃止されました。法律としてはその後も残っていましたが死刑が実施されることはなく、1998年に完全撤廃されました。

ですので死刑はイギリスに暮らす多くの人々にとって、遠い遠い昔の出来事です。「えっ、日本って死刑まだあるの?」と言われるたびに死刑制度について考え、反対の立場であることを小さな声でも言い続けないと…とリマインドされます。

===

現在の死刑基準「永山基準」として名前が残っている永山則夫。拘置所内で作家にもなった有名な死刑囚です。永山の事件についてだけでなく、彼の生い立ち、収監後の心の動きに迫ったこの2つのETV特集(NHK)は、実は同じディレクター・堀川惠子氏が製作していることに今回改めて気づきました。

堀川氏の著書。ドキュメンタリーと同内容と思われます。コチラも読まねば…。


人は誰しも何面もの側面を持っているものですが「ドキュメンタリー」として描くとき、ある程度しぼらないと描けないという難しさもあります。この2つのドキュメンタリーは本当に素晴らしいのですが、その後私が調べたり見聞きしたりして、ドキュメンタリーでは語られなかった興味深い事実もあることを知りました。その点についてもポッドキャストで少し触れました。

加え、死刑事件に関連したことから苦悩することになるある検事の40年を取り上げた、別のドキュメンタリー番組についてもチラリとですが話しました。

ETV特集(NHK)「死刑裁判」の現場 ~ある検事と死刑囚の44年~(2010年5月30日放送)

こちらのディレクターも同じ堀川氏です。

エリート検事だった土本氏。ある日、彼の元に死刑囚から手紙が届きます。このことが土本氏が死刑について深く考えるきっかけとなっていく―― という、見る側の心もゆすぶられるドキュメンタリーです。こちらも見ごたえ、超ド級です。

余談ですが、土本氏は「死刑囚 永山則夫 ~獄中28年間の対話」にもちょこっと出演しています。

===

日本は死刑制度は過半数の人に支持されています。私は「人間は完璧ではない。間違える生き物であること」、「冤罪の可能性が0になることはありえないこと」、そしてこれが1番の理由ですが「殺人が罪であるのと同様、いかなる理由でも人が人の命を奪う権利があってはならないと思うこと」の3点の理由で、死刑制度には反対、と思い続けています。この思いを胸に、折に触れて死刑制度について調べたり考えたりしています。

今回素晴らしいドキュメンタリーを紹介するのに必死になってしゃべってしまったのですが、次回このテーマで話すときは、もう少しリサーチしたことなども話せたらいいなと思っています。

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