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【今日の云々:カルチャー日記 in London】2021年1月4日~10日。今更の『タイガー&ドラゴン』、ナイジェラ様の『UMAMI』とは?、そろそろ見ようかしらの『コブラ会』、シリアルキラー シャルル・ソブラジのドラマ、外国籍の子供たちと教育。
■1月4日(月):ドラマ『タイガー&ドラゴン』(2005年、TBS放送)
5.0 out of 5.0 stars今年も普通の日々が戻ってきてしまいました。しかも本日1/4からイングランドは3度目のロックダウン。(ロックダウンには賛成です。今やらずにどうする?って感じ)
必須の買い物と週2回程度のジョギングを除き、家で籠る日々が続きますが、年末から見始めたいまさらの『タイガー&ドラゴン』視聴で萌えております。現在5話まで視聴済。毎晩夕食時に1話ずつ大事に視聴中。
「15年前の作品」だと思える部分と思えない部分が混合しているけれど、笑いの部分に時代性はあまり影響がないのでシンプルに楽しめます。
西田敏行、さすがの好演。
そして長瀬君の長瀬節に思わず惚れる。キムタクはいつみてもキムタクで、長瀬君もいつみても長瀬君だけど、でもキムタクのそれとは全然違くて「長瀬君、いいよね💛」と思えるのがこの人の才能なんだなあと。
友人Tちゃんがよく「長瀬君はいつか大河ドラマで主演する逸材だよ~」と言っていたけど、もうすぐ事務所辞めちゃうのよね。
『俺の家の話』が最後のドラマなのね。こちらもしっかり見ます。クドカンがファイナル作品ってところも長瀬君っぽいね。
■1月5日(火):BBC『Nigella’s Cook, Eat, Repeat』エピソード4
4.0 out of 5.0 stars年末からBBC iPlayerの料理番組が充実しています。でももう年が明けてしまったし、早く見ないといろいろ配信終了しちゃいそう…と焦り中。
ノロノロ見ているナイジェラ様の新シリーズ『Nigella’s Cook, Eat, Repeat』の第4回。ナイジェラ様がなんかすごい熱量でアンチョビ愛を叫ぶ回。
アンチョビは美味しいよ。でも「ここまで愛を叫ばれましても…」的なお姿はなかなかシュールで面白い。
今シリーズで、ナイジェラ様はやたらと外国の料理や食材(コチュジャンとか)を取り入れて「国際的💛」を印象づけたい様子もアリアリ。なんだかお顔にも違和感を感じるし、ナイジェラ様、何か無理してはいませんか?と余計なお世話ですがちょっと心配。
このアンチョビ愛の回で気になったのは「うまみ」と言う言葉の使い方。「UMAMI」はすでに英語になっているけれど、ナイジェラ様が連呼する「UMAMI」はいわゆる「旨味」という意味では…ない気がするのです。「塩辛い系の強い or 濃い味」「コク」的な意味に使っているような気がします。
でもいいの。ナイジェラ様がそう使いたいんだもんね。言葉は土地土地でなじみ変化していくもの。イギリスで深いかつおだしの味わいを理解してもらおうとなんか、(少なくともワタクシは)思っちゃおりませぬ。
ワタクシが許可するものでないですが、このまま「濃い味」ってことで使ってくださいませね。
■1月6日(水):まだ見ぬ『コブラ会』、見ようかしら? 『宇多丸のアフター6ジャンクション』(1月5日放送)
ヨウコさんが昨年からドッパマリのドラマ『コブラ会』。何度も聴いているので何だか見た気になっているのですが、そしたら別の友人もドッパマリ中だと判明したばかり。
なるほど皆さま…ほんとうに『コブラ会』におハマりのようで。
そろそろ見ようかな~と思っていたら、本日聴いた『宇多丸のアフター6ジャンクション』で宇多丸さんも吠えていた!
そ、そんなに良いのか…『コブラ会』。
ますます見た気になっているのですが、でも、見ようかしら。
歳がバレますが、実は『ベスト・キッド』1も2もリアルタイムで見ております、ウフフ。
■1月7日(木):BBCドラマ『The Serpent(蛇)』第1話
4.5 out of 5.0 starsSNS上で話題になっていたこのドラマ。元旦にBBCで放送し、BBC iplayerにはもう全話UPされています。実在のシリアルキラー、シャルル・ソブラジを主人公にドラマ化したというので、見ることに。
1話見ただけで、お~、これは見ごたえアリアリだ。
シャルル・ソブラジの事は日本ではあまり知られていないかもしれない。1970年代、タイやインド等のアジア各国で少なくとも10人以上の欧米人ヒッピーたちを殺害したシリアルキラー。
↑ソブラジ本人。現在76歳。ネパールで収監されているそうです。
美しいプロダクション&衣装デザインでまず惹きつけられるが、物語がソブラジの動向と、捜査する在タイ・オランダ大使館員の2つの目線から出来ているので、物語が前後したり交差するので複雑さが増しています。
1話見ただけでソブラジのクレイジーさは分かるけれど、Wikiを見ると生い立ちに深い闇がある人物。今後その部分がでてくるかな。Netflixと共同製作のようなので、日本でも配信されるでしょう。
全話みたらまとめますー。
■1月9日(土):『タイガー&ドラゴン』を見終えてしまった。(第6~最終話)
5.0 out of 5.0 stars月曜からの続き。毎日1話ずつ楽しみにみていた『タイガー&ドラゴン』を見終えてしまった😿。
最終回の展開に1か所だけ違和感。他の弟子や落語協会に顔向けできないからと出所した小虎(長瀬智也)を受け入れないと言っていたどん兵衛(西田敏行)がころりと変わるところがやや不自然な気もしたけれど…でもいいの! なんだかそういうのも許せてしまうのがこのドラマなんだと思います。
「タイガー、タイガー、じれっタイガー」が今でも耳にこだま中。
明日から夕ご飯の楽しみがない(涙)。どうしよう~!
■1月10日(日):ETV特集『すべての子どもに学ぶ場を~ある中学校と外国人生徒の歳月~』教師って重責過ぎる
4.5 out of 5.0 stars外国人人口の多い岐阜県可児市にある中学校の取り組みを取り上げた番組。親の都合で来日したばかりの子供たちは、日本語や様々な事情を抱えており、就学が難しい子もたくさんいることを紹介しています。
働く親に代わり子守をしなくてやならない中学生の例がでてきますが、戦前戦後は日本だって同じだったんですよね…。
不登校になってしまう外国人の子供たちに対し、格闘する教師や教育者を追っているのですが、教師の重責について知った番組でした。
「子供の人生、自分の頑張り1つで変わってしまう」と教師たちは思うから頑張るけれど、頑張っても相手がある事だから思うようには結果につながらないこともある。その辺の限界も見える内容でした。
日本国憲法に謳われている「教育の権利」は、日本国民に対するもので、日本に生きる子供たち全員を対象にしていないことも紹介されていました。これには目からウロコ。
憲法改正には反対ですが、これが現行法を変えて何とかすくい取らないと零れ落ちる人たちがたくさんできてしまうなあと。
途中、いかにも上から目線的な保守的な教師が変わる事例がでてきて、これには大きな希望がありました。
イギリスに暮らす日本人の子供もたくさん見ていますが、もう少し違う扱われ方をしている気がします。と同時に、国籍は関係なく、こぼれおちてしまう子はこちらにもたくさんいると思います(子供がいないので教育現場をリアルに知っているわけではありませんが)。
全ての子供たちをすくいあげられる方法って…ないのかな? 理想論だけど、でもそんな風に思いました。
教育は権利なんだという事実が胸に迫った良作です。
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