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【podcast93】死刑制度について:NHK『事件の涙 死刑囚 最後の肉声』について語る

こんにちは。ロンドン在住のフローレンス22世です。

地球の反対側に暮らす ロンドン在住の「フローレンス22世」と東京在住「豊里耳(とよさと みみ)」。 2人がぐるっと電話でつながりアレコレ話す「環・地球おしゃべり」、それがマトカのpodcastです。

今回はNHKの『ストーリーズ』で放送した「事件の涙 聞けなかった言葉~死刑囚 最後の肉声~」を視聴し、2人で話しました。

※お詫び
ポッドキャスト録音中に通信トラブルが起こり、1度録音を止め、また再開しています。お聞き苦しい点、ごめんなさい。

「事件の涙 死刑囚 最後の肉声」の内容を、以下、NHKサイトから引用します。

65年前、死刑囚の最後の3日間を記録した1本の音声テープが残されている。そこには刑務官とのやりとりや家族との別れ、死刑囚が罪を悔いる様子、そして死刑執行の瞬間までが克明に記録されている。録音から何を読み取るべきなのか。家族を殺害され、加害者から最後まで納得のいく謝罪のことばを聞くことができず、やり切れない思いを抱いてきた遺族、弁護士や市民団体など、死刑と向き合ってきた人たちへ取材を通して探る。

NHKオンデマンド 事件の涙 「死刑囚 最後の肉声」

この番組を見て衝撃を受けたのでいろいろ調べて見ると、同じ65年前のテープ(と思われるもの)を下敷きにした文化放送(ラジオ)番組もあることが分かりました。

これは日本で裁判員制度が開始される直前に放送された『文化放送報道スペシャル・死刑執行』と言う番組です。この番組も耳さんに事前に聞いてもらい、話しました。

ちなみに「事件の涙 死刑囚 最後の肉声」については、コチラにもレビューを書きました。
マトカ記事『2020年、日本の死刑執行はゼロだったけれど:NHK『事件の涙 死刑囚 最後の肉声』を見て

話の中で、『文化放送報道スペシャル・死刑執行』にも出演していた、元検事の土本武司氏について、またトランプ政権下の最後から2番目の連邦政府によって死刑執行された(女性としては67年ぶり)リサ・モントゴメリーについても触れています。

土本氏出演のETV特集『死刑裁判の現場 ~ある県時と死刑囚の44年~』についても触れています。

こちらの記事は、ポッドキャストで紹介したBBCのドキュメンタリーとほぼ同じ内容です。

マトカの2人は死刑制度に反対の立場です。2人がなぜそう思うのかについて語るとともに、2つの番組は刑務官の重責について気づかせてくれる内容であったことも話しています。

耳さんが反対派になったきっかけであるトルーマン・カポーティの『冷血』、読まなくては。

冷血 (新潮文庫)

カポーティが『冷血』を書く背景を描いた映画『カポーティ』は視聴済でしたが、今も心に刺さっています。死刑について考えさせられる作品です。

『カポーティ』(←こちら、U-nextから視聴可能です)

===

話がいろんな点に飛んだ回となりましたが…聞いて下さるとうれしいです(ペコリ)。

公開済の他のポッドキャストはコチラから。

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