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【podcast169】NHK『イエスと歩む沖縄』に感激

こんにちは。フローレンス22世です。

地球の反対側に暮らす ロンドン在住の「フローレンス22世」と東京在住「豊里耳(とよさと みみ)」。 2人がぐるっと電話でつながりアレコレ話す「環・地球おしゃべり」、それがマトカのpodcastです。

今回はNHK Eテレ『こころの時代~宗教・人生~』で放送された(初回放送は2012年)『イエスと歩む沖縄』について耳さんと話しました。

沖縄在住の牧師・平良修さんを一躍有名にしたのは1966年11月2日のこと。当時沖縄はアメリカ領でしたが、沖縄第5代琉球列島高等弁務官就任式に祈祷牧師として招かれました。そして「神よ、新高等弁務官が最後の高等弁務官となり、沖縄が本来の正常な状態に回復されますように」と祈りました。つまり高等弁務官に、アメリカに、沖縄を悲惨な戦争に巻き込んだ日本に、社会に、政治に対し、真正面から挑み、反意を唱えたのです。

これがどんなに勇気がいる行為だったのか、番組を見ると分かります。

すごいよ。カッコいいよ。

番組を見て感動し、平良さんの事を調べると、あら。平良さんって、平良愛香さんのお父さまだったのですね。ゲイとカミングアウトした上で牧師になった日本第1号です。

↑良記事です。番組とこの記事、合わせて視聴・読むと味わい深いです。

またポッドキャストの中で触れたゴスペル曲『We Shall Overcome(勝利を我らに)』にも心打たれました。シンプルな歌詞ですが、胸を突きます。

この曲はアメリカが公民権運動に燃えていた時代に盛んに歌われていたそうです。しかしこの曲を世界的に有名にしたのは意外にも白人です。公民権運動を支持していたフォーク歌手、ピート・シーガーが世界に広めました。

↓こちらは圧倒的な歌唱力で聞かせるJoan Baez版。

「かならずいつか、私達は乗り越える」と繰り返される歌詞は、平良さんの人生そのものです。

このドキュメンタリーを見ると、沖縄のこと、キリスト教のこと、ゴスペルのこと、アメリカのこと、いろいろ知りたくなります。素晴らしい番組です。NHKアーカイブスから視聴できるのでぜひ見てくださると嬉しいです。

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