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202012/31

親子でも独りでも楽しめる、冬の一気見オススメアニメ

昨日、超遅ればせながら劇場版『鬼滅の刃』無限列車編を観てきました。興行収入1位を記録してさらに話題になったからか、はたまた年末帰省する人が少ないからか、公開後ずいぶん経っているのに観客で埋まっていました。劇場版『鬼滅の刃』と『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』については2つまとめて(斜め目線で)書きたいと思います。

今回は一気見しやすくて、親子でも楽しめる(もちろん独りでも)、冬のオススメのアニメをいくつか紹介したいと思います。

『風が強く吹いている』

三浦しをんさん原作の箱根駅伝をテーマにしたアニメ。全23話で一気に駆け抜けられます!

過去に怪我で挫折した寛政大学4年の清瀬灰二が、天才的な走りを見せる1年の藤原走に出会い、同じ寮の皆を巻き込んで箱根駅伝出場を目指す物語。

箱根駅伝を見ない人でも(私も見てない)、駅伝のスリリングさと駆け引き、そして何よりチームプレイであることの興奮を体感できます。いきなり「箱根駅伝を目指す」という「無茶な目標」が、ひとりひとりが少しずつ課題と向き合い前に進むことで「現実的な目標」になっていく過程が丁寧に描かれています。また、それぞれのキャラクターに共感する部分があり、最後の方(心の中で)独白しながらの走りにグッとくること必須です。走りのアニメーションも素晴らしく、自分は1ミリも動いていないっていうのに、登場人物たちと一緒に走ったような気持ちになります。もちろんアニメを見た後は実際に走りたくなる!

挫折をしても、目標を掲げ、自分と向き合いながら、仲間に気付きを与えられながら成し遂げようと奮闘する、こんな年始にふさわしいアニメは他にない!

公式サイトはこちら  u-next、Hulu等で配信されています。

『ヒナまつり』

大武政夫さん漫画原作のアニメ。インテリヤクザの元に突如現れたサイキック少女ヒナ。独身を謳歌していたヤクザの新田は泣く泣くヒナと暮らすことに。やりたい放題のヒナに周りは振り回される日常コメディ。アニメは12話です。

空気を読まない型破りなヒナに爆笑させられつつ、クラスメイトの「瞳」が中学生ながら仕事でのし上がっていく様や、ヒナを処分するために組織から送られてきた「アンズ」がお金がなくて健気に働く様子など、なぜか「仕事とは何か」や「生まれた環境でその後の人生が決まること」について少し考えさせられてしまう。

最後12話の「雪まつり」まで、軽い気持ちで見れて、最後の最後まで笑わせてくれる『ヒナまつり』。この時期の一気見には最適です!

公式サイトはこちら Netflix等で配信されています。

『日常』

あらゐけいいちによる日本のギャグ漫画のアニメ。妄想がふくらみがちな夢見る女子高生「ゆっこ」とその友達の学校の日常と、「東雲研究所」の日常。シュールな日常が繰り広げられます。

ちょっとしたことから「ゆっこ」の妄想がぐんぐん膨らんで壮大な物語になったり、スベリ芸を繰り広げるドジだけど憎めない友人の「ゆっこ」、マイペースで変人の友人「麻衣」。3人の関係がとにかく面白く、同時に心地よい。また、「東雲研究所」の「はかせ」と「はかせ」が作ったロボットの「なの」。「なの」がとても良い子で日々「はかせ」のわがままに振り回されつつも穏やかな日常。シュールなギャグにニヤニヤ笑ってしまいながらも、たまにほろっとしたり、ほのぼのしたり。非日常的な今、このアニメを見ると「日常」の尊さや「友人」の大切さをより感じます。すごく特別なことがなくっても、「日常」って輝いてるんだな。と柄にもなく思ってしまいます。

公式サイトはこちら 全14話。dアニメストアやhulu、U-NEXT等で配信されています。

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家族で見て、いろんな視点で感想を話すのも面白いと思います。ではでは良いお年を。

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