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【朝のコーヒー、午後のお茶】ふわりと薫る「水出しブレンドアイスティーのススメ」
※コーヒー、紅茶を飲みながら思うことを書いてます。
私は基本的に朝は濃い目のコーヒーでガツンと目を覚まし、午後は紅茶…と言うのがパターンです。
夏は氷たっぷり、ミルク少々のすっきり目のアイスコーヒー&アイスティー。冬はどちらもホットですが、寒くなるほどミルク多めになっていきます。

アイスからホットへ、そしてミルクの多さで何となく季節の移ろいを感じています。
しかしこの夏は違いました。7月末から数週間、朝からずーっと紅茶。しかも凍るようにキーンと冷えた「水出しアイスティー」を朝から晩まで毎日毎日ガブガブ飲み続けました。
きっかけは7月後半に恐ろしい猛暑がロンドンに襲ってきたこと。
7月25日にはイギリス史上2番目の高気温38.1度(ケンブリッジで観測)を記録したそうで、わりと風が通るはずの我が家でも、1番涼しいはずの廊下が35度越え。

猛暑だった7/25付近のロンドンの天気と気温。ウェブサイト<https://www.timeanddate.com>のキャプチャー画面です。(出典:https://www.timeanddate.com/weather/uk/london/historic)
西日が入りまくる仕事部屋は暑すぎてじっとしてもいられないようなサウナ状態。イギリスでは大きめの「窓が開かない系」ビルに入った会社や公共施設&店舗(博物館、レストランやパブ、カフェ等)にはクーラー完備が多いのですが、一般家庭にクーラーは基本、ありません。
私のような在宅仕事のヒトは、扇風機でしのぐか、クーラーの入っているカフェやパブに逃げ込むしか道しかないのです。
しかし…実は我が家には扇風機もない!のですよ(涙)。毎年買おうと思っているうちに夏が終わってしまうのです。収納スペースがほぼゼロな狭いフラットなので、毎年迷っては買わずにいるのですが、今年は本気で後悔しました。
そんな暑~~い日に気づいたのです。
「暑すぎると、コーヒーが飲めない」
という、ワタクシ的にはビックリ事実に。
こんなにもコーヒーを愛しているワタクシが、キンキンに冷やしたアイスコーヒーでさえ「ちょっと重いかも」と思う日が来るなんて驚きました。
そのぐらい暑かったんです。
そこで「午後の紅茶」を「丸1日の紅茶」に昇格させ、さらに美味しく飲めるひと工夫をしてみました。それが2種類の紅茶で作る「水出しアイスティー」です。
【水出しアイスティーの作り方】
材料:
●濃い目に出るティーバッグ x 2
● 「薫り高い」系紅茶のリーフ(茶葉)x 小さじ2杯分(お茶パックに入れる)
● 水を2L程度
作り方:
① 材料をすべてヤカンに入れ、加えて数時間常温で放置します。
② しっかり味が出たら、やかんごと冷蔵庫へ。
③ キンキンに冷えたら、グラスに氷をたっぷり入れてい注ぎ入れる
これだけです。お湯を沸かさないので、冬より簡単。手間なしです。
ポイントは紅茶の種類を2種類にして
「ブレンド」にすること。
ベースの紅茶は安いものでOK。これで濃さと色を出します。
イギリスには値段は安いのにガッツリ濃く出るタイプのティーバッグがたくさんあります。代表格はコチラの「PG Tips」というブランド。80個入りで、円高の今だと260円ぐらいです。
「PGなんて~」と言う人もたくさんいますが… 実は ワタクシにとってはPGだって高級品。
ワタクシの日々の御用達は、PGの半分ぐらいの値段で買えてしまうスーパーのプライベートブランドなのです。毎日飲むものなので、お高い紅茶なんて「たまに」でいいんです。「美味しく入れたらいいだけだし~」と思って、せっせと安いのを買っています。

でも水出しアイスティーにはちょっとだけ、薫り高い系の紅茶も使います。
高級系の紅茶は、割といただくことも多いので助かります。加え旦那のヒトがインド出張することが多いので、インド人同僚さんたちのおすすめを買ってきてもらってはいろいろ試しているのです。
水出しで入れると丸い、柔らかな味わいになります。ベースの紅茶の色と濃さに、「薫り高系」の香りと味がふわりとのり、丸い味を1段上に押し上げてくれます。
1口飲んだときの冷たい「キーン」は濃い系が支え、口の中に残る「ふわり」は薫り高い系から。飲みくちが丸いので、すっきりしているのに優しい味です。
このコントラストが美味しくて、すっかりこの夏はまりました。
暑い日に外出しても
「家に帰れば “あの” 水出しアイスティーが待っている」
と思うと、何だか頑張れる気がしました。
水出しアイスティーに救われたこの夏。今日は涼しいですが、また暑い日がやってくるかも。
でも大丈夫。
ワタクシには「水出しアイスティー」がついているからw。
===
追記:水出しアイスティーについては、podcastでもお話ししました。もしよろしければコチラのページものぞいてください(ペコリ)。

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