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【podcast62】「Black Lives Matterをより理解するための映画」
こんにちは。東京在住豊里耳(とよさと みみ)です。
地球の反対側に暮らす ロンドン在住の「フローレンス22世」と東京在住「豊里耳(とよさと みみ)」。 2人がぐるっと電話でつながりアレコレ話す「環・地球おしゃべり」、それがマトカのpodcastです。
5月25日米ミネソタ州で黒人のジョージ・フロイトさんが警察官に首を押さえられ、死亡した事件により、アメリカを中心に「Black Lives Matter」デモが世界で広まっています。日本でも先日大学生を中心に渋谷でデモが行われましたが、黒人人種差別問題は日本に住む日本人にとって「遠い出来事」と思われがちなのではないでしょうか。
人種差別の問題、新型コロナのことや、環境問題など、国単位で考えるのではなく、そろそろ世界の全ての人が同じ船に乗る乗組員としての自覚を持って、関心を持つ必要があるかと思います。
そんな訳で、今回は黒人人種差別に関する映画をピックアップしてあれこれ話してみました。
ポッドキャストでピックアップした作品は2作品
「ブラック・クランズマン」2018年 スパイク・リー監督
実話に基づいたエンターテイメント作品でありながら、今も変わらぬ人種差別問題を知ることができる一作です。
「私はあなたのニグロではない」2018年 ラウル・ペック監督
90分の中に差別についての歴史と考察がギュッと詰まっています。
全世界で「必須視聴映画」に認定してほしい一作です。
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ここからはポッドキャストでは紹介しきれなかった、オススメ映画です。
「13th 憲法修正第13条」 2016年 エヴァ・デュヴァネイ監督
黒人を不当に逮捕することで今でも「奴隷制」が続いていること(しかも企業の金儲けの為に!)を知ることができるドキュメンタリー。ジョージ・フロイトさん以前にも多くの犠牲者がいることを、実際の動画で思い知らされます。
「ビールストリートの恋人たち」 2018年 バリー・ジェンキンス監督
原題は「If Beale Street Could Talk」。日本では耳馴染みのよいように「恋人」としたのかと思いますが、無実の罪で不当に逮捕された黒人男性と恋人&家族の話です。ビールストリートが話せたならば、無罪を証明できるのに…。
「ドゥ・ザ・ライト・シング」 1989年 スパイク・リー監督
途中までは、下町人情劇とでもいうか人間交差点を楽しめる映画です。ですが、今回、改めて視聴してなんだかとってもモヤモヤしました。その「モヤモヤ」こそが今もアメリカで続く「システミック・レイシズム(システム化された人種差別)」なのではないかと思った次第です。
「ミス・エバーズ・ボーイズ」 1997年 HBOのテレビ映画
amazon primeで視聴できます。この映画を観るまで、「タスキギー梅毒実験」について何も知りませんでした。政府は貧しい黒人を人体実験し、そのことを知りながら彼らに寄り添うことしかできない一人の看護婦の実話に基づく映画です。
「ゲット・アウト」 2017年 ジョーダン・ピール監督
日本人も悪意なく持ちがちだと思う、「黒人に対してのステレオタイプ」を皮肉めいた形でエンターテイメントスリラーにした映画。不用意に発してはいけない言葉を考えさせられる映画でした。
どの作品も配信で観ることができる映画なので、ぜひ視聴してみてくださいませ。
それではまた来週お耳にかかります!
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