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【お知らせ】妄想読書会 第2回のレポート
「妄想読書会 第2回」
5月23日カフェギャラリー「アーカーシャ」にて、妄想読書会 第2回が行われました。
第1回の様子はこちらから
以前、TBSラジオ番組、荻上チキ・Session-22にて、
行われた「名作を読まずに推理する」にインスパイアされ、
より自由に本の内容を妄想する企画です。
ご提案はマトカで、
「アーカーシャ」のシェアオーナー火曜日担当本屋「書肆スーベニア」さんのプロデュースです。
内容を簡単に説明しますと、出題者から当日に課題本が発表され、
タイトルとわずかなヒントを元に参加者どうしで話しながら、
内容を自由に妄想し、物語を進めていきます。
最後にはごくごく大まかな内容を、答え合わせして終了です。
※詳しい内容はここからご覧ください。
今回の課題本は
「大いなる遺産」(原題:Great Expectations)
チャールズ・ディケンズ 著
イギリスの文豪ディケンズの最高傑作とも言われる長編小説です。
1860年から1861年にかけて雑誌連載されました。
前回が「書肆スーベニア」さんナビゲートでしたので、
今回は私yokoの選んだ本でナビゲートさせていただきました。
選書にあたっては、マトカがイギリス由来のユニットであることから、イギリス文学で、
イギリスのhanakoさんと相談して決めました。
古典の名著と言っても、実は私は読んでいなかったため、(有名な古典の方が読んでない方も多いのかもしれません。)
この読書会のために初めて読んだわけですが、とても起伏に富んだストーリーで、恋愛、様々な友情、ミステリー、サスペンスといった要素が入った、妄想するに有り余る内容でした。前半にいろんな伏線がはられていて、後半にスピード感を持って一気に回収していくドキドキ感は古典とはいえ、普遍的なストーリー進行の面白さに溢れています。
今回の参加者は男性3名女性1名と「書肆スーベニア」さんの5名。
みなさん、読書好きということで、他にもさまざまな読書会に参加している方もいらっしゃいました。
「大いなる遺産」は古典だけあって過去にも幾つかの出版社から販売されていて、
3種類の文庫版を「書肆スーベニア」さんが準備してくれていました。
その中の角川文庫クラシックスは、かなり写実的な表紙絵で主な登場人物の4名が描かれていることから、みなさん、その「表紙絵」に引っ張られる形で「大いなる妄想」が広がっていきました。
また、今回は原題のGreat Expectationsもいろんな意味に取れることや、その当時のイギリスの時代背景を考えたり、男女の恋愛を主軸に考えたり、途中からのヒントである、「屋敷の様子」からゴースト説なども飛び出しました。
とても話しが活発にやりとりされていて、読書家のみなさんの「妄想力」や「推理力」には驚かされたり、笑わせられたりと、賑やかに時間が過ぎていきました。
答えあわせは難しいところで、あまり多くは話しませんでしたが、
みなさん終了後も内容に想いを巡らせていたようでした。
会後は「書肆スーベニア」さんが「フィッシュ&チップス」を用意してくれていまして、
前回と同じく、ブックトークで盛り上がりました。
「妄想読書会 第3回」の予定は未定です。
開催が決まりましたら、お知らせいたします。

【podcast196】映画『BLUE GIANT』とNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』から感じた夢と目標の置き場所
人生も長くなり、状況もどんそん変わっていく世の中で「夢」も変化していっているのかなと思います。最近のエンタメでも「夢」は持ちつつ、実際の「目標」をどこに置くのか。というリアルな課題が登場人物に課されることが多いなあと思います。そのことを考えるきっかけになった2つの作品を紹介しながら、あれこれ話してみました。

【Podcast195】故ジャニー喜多川氏の「ある疑惑」に迫るBBCドキュメンタリー
日本でも一部の人たちには話題ですが、3月7日(イギリス時間)に故ジャニー喜多川氏による性加害について取材したBBCドキュメンタリーが放送されました。タイトルは「プレデター:J-popの秘密のスキャンダル(原題訳)」。なかなかショッキングなタイトルです。

【podcast194】私たちの好きなナレーター、ナレーション
以前から自分の声や話方にコンプレックスのあるワタクシ、いい声や話し方に対して憧れが強く、普段テレビ番組やラジオを聴いていてナレーションを気に掛けることが多いです。一方、ドキュメンタリーを数多く視聴するフローレンスさんもナレーションの重要さを実感していて、2人で好きなナレーターについてあれこれ話してみました。