© matka All rights reserved.

【写真交換日記206】from London「ついこの間のことなのに」
ヨウコさんと同じように、私も新型コロナウィルス感染対策のために家にこもる日が続いています。
既に数週前から注意喚起と手洗い徹底は警告されていましたが、今週から街の装いが一変しました。
イギリスの「家籠り」が本格化したのは、3月16日火曜日からです。
先週まではイギリスは他の欧州国とは全く異なる方針でした。14日(土)のジョンソン首相の会見では「今の段階で行動制限は行わず、学校閉鎖もしない。ある程度の感染者がでると免疫ができる」という、何だか緩め、かつ人体実験のようなことを言っていました。
こんなに緩くていいの?という不安と、感染させられるの?という恐怖と、大嫌いなボリス(・ジョンソン首相)らしい「ダーウィン型優勢思想」を基盤にした上から目線的政策な気がして、いや~な気持ちになっていたのですが…
そこから突如、
ガラッと方向転換
したのです。
翌日15日(日)には「70歳以上は自主隔離推奨」となり、16日(月)の会見で方針変更を発表。他の欧州国同様の在宅勤務を推奨し、行動制限型&人との接触を避ける型の方針に変わりました。
あっという間の方向転換。この辺の変わり身の早さ、とってもイギリスらしい話です。
イギリスは1度決めたことにしがみつかないのです。良いと思ったらあっさり乗り換えます。根性論では何も解決しないことを知っている、という良い点もありますが、先の対策が間違っていたことを謝ったりはしないんですよね…。「変えました」ってだけで、あっさり次に行っちゃいます(笑)。
16日の会見前まではトイレットペーパーが店頭から消えるぐらいですんでいましたが、この日を境に「籠城戦」が判明したのでスーパーから一気に何もかもなくなりました。
現在…こんな感じです。

トイレットペーパーと抗菌ジェル、パスタ類がまずなくなり、
そしてミルク、卵、パンがなくなり、
もう肉も野菜も缶詰もありません。
な~んにも、ない!
必要最小限の外出にとどめており、かつパニック買いに加担したくはないので「2日分ぐらいの食料だけ」と思ってスーパーに行ったのですが、こんな状況。
コーヒーも紅茶も売っていませんでした。
政府は「必須以外の外出はしないで」「徹底的に手を洗って」そして「パブ、レストラン、カフェ、バーへも行かないように」と警告しています。
うちの前は駅前通りです。カフェやレストランがたくさんあり、まだお店を開けているところもあるのですが皆閑古鳥です。
大型チェーン系は持ちこたえるでしょうが、独立系のお店はこれでつぶれちゃうかもしれない。政府が巨額の経済支援を打ち出しましたが、末端までお金がちゃんと届くかは、まだ何も分かりません。
我が家はスーパーの近所にあります。いつも「〇〇(←激安スーパー)は我が家の冷蔵庫」と思っていたので、これまではこまめに通い、まとめ買いもしないで過ごしてきました。
私は家で仕事をしています。煮詰まると、パソコン持って近所のカフェに行く、なんてことも可能でした。
今はどちらもできません。
コーヒー豆も買えなかったので、我が家のコーヒーも切れてしまうかもしれません。
===
最後にロンドン中心部で飲んだコーヒーは、London Bridge駅近くにあるカフェ「Chapter 72」での1杯でした。

次回はコーヒーマティーニも飲まなくては。
ついこの間ことですが、とても遠くのことに感じます。この日は友人の御祝い事があったので、彼女と私と旦那のヒトの3人で、美味しいお昼ご飯をたっぷり食べました。
そして「コーヒー飲みたいね」と思ってフラフラ歩いていたら、前から行きたかったこのお店の前を偶然通りかかったので入ったのです。

天気が悪かったのにお店は満杯。残り1個だったチョコレートマフィンを手に入れ、3人で一緒に食べながら飲んだ深入りローストのコーヒーがとてもとてもおいしかったのです。
おしゃべりも楽しかった。去りがたい気持ちでお店を後にしたのは、ついこの間のことなのに。
スーパーには品物が溢れ、カフェに入れば美味しいコーヒーが簡単に飲める。電車やバスに乗ればどこにでも行ける。そんな当たり前な日常の尊さを「知っている」と思っていても、普段はその有難さを忘れて生きています。
失くさないと分からない。改めて、自分の愚かさに気づきました。
本日の首相会見では「政府の注意喚起を皆がきちんと守ってくれたら、12週間内に『流れを変えられる(=終息へと流れが変わる)』」と言っていました。
12週間。
長い一生を考えれば、短い時間です。
耐えられますよ。しっかり守って籠ります。
家にある食べ物を大事に食べて、買いだめにも走りません。
買いだめしようにも、物がないのでできないのですが…ね。
我が家のコーヒー豆やティーバッグが尽きる前に、スーパーに並んでくれるかな?
これからますます何も買えなくなっちゃうのかな?
早くすべてが終わり、まだカフェでコーヒー飲みたいなあ。
そんなことをぼんやり考えつつ、今できることを考え、そして今、元気に暮らしている幸せをきちんと噛み締めないと、と思っています。
ヨウコさんも、読んで下さっている皆さまも、どうか元気に安全にこの時期を過ごしてください。

【podcast287】会話ゲーム「空論道」と「ガムトーク」を遠隔でやってみた
アナログゲームが好きなわたくしですが、4人くらい参加者がいないと盛り上がらないもの。そんな時、会話ゲームなら2人でも楽しい時間が過ごせます。遠隔でうまくいくかどうか!?イギリスと日本で会話ゲームをしてみました。

【podcast286】オスカーにノミネート、山崎エマ監督作・短編ドキュメンタリー「Instruments of a Beating Heart」をみて深~く思ったこと
今回は今年のオスカーにノミネートされた山崎エマ監督の短編ドキュメンタリー「Instruments of a Beating Heart」を見て思ったことを、ネタバレしない程度に話しました。

【podcast285】静岡発、緑茶を世界の人たちにもっと飲んでもらうには?
先日静岡がお茶の生産量日本一の座から陥落したニュースが報じられました。もっと海外への輸出量を増やして生産量を増やす取り組みをするとのことです。「抹茶」は世界で人気になりましたが、「緑茶」を海外でもっと飲んでもらうにはどうしたらいいかを、イギリス在住歴の長いフローレンスさんとあれこれ話してみました。

【podcast284】メーガン妃のあざとさは魅力なのか?(という疑問)
前回、耳さんが紹介してくれた「あざとかわいい女子」のわこちゃんが登場するシリーズ東京カレンダー「東京グルメ図鑑」「東京モンスター図鑑」、耳さんに紹介されたときは大変面白くみたんです。でも実は「その後」の方が面白かった。

【podcast283】東京カレンダー「東京グルメ図鑑」「東京モンスター図鑑」にハマりました
地方に住んでいて、たまに行く東京は人の数だけ様々な思念がうごめく街だと感じる今日、たまたま見たyoutubeにその思念を思いっきりパロディ化した動画を発見。声を出して笑うほどハマりました。