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20205/15

【案外美味しいイギリス】ロンドン・チーズケーキの謎

※「イギリスは不味い」が定番の固定観念。確かに下調べしないで出向くと、簡単にマズイものに遭遇できる国(笑)。でも実は美味しいものもたくさんある!のです。イギリスの食アレコレを書き留めます。

チーズケーキが好きなんです。ベイクド・チーズケーキもレア・チーズケーキもどちらも好き。味はさっぱりより濃厚が好み。チーズケーキのときは濃い目のコーヒーをミルクなしで、と決めています。

チーズケーキと言えば「NYチーズケーキ」というカテゴリーがありますね。なにが「NY」版の特徴なのかな?と思って調べたんですが、「リッチ&スムース」がキーワードのようです。レシピを見る限り、生クリームやサワークリームを使ったヘビー感が特徴?のようです。

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↑ #NYCheesecake のハッシュタグが付いた写真から濃厚そうなのを選んでみました。お、美味しそう…。

私が聞いた”情報によると、フランスには「いわゆるチーズケーキ」はないんだそうです。

10年ぐらい前、パリ在住のフランス人と打ち合わせするためにカフェに入りました。その人はすかさず「チーズケーキ」を注文し

「フランスにはチーズケーキないんだよね~。僕、大好きだからロンドン来た時は必ずチーズケーキ食べるの。出張の楽しみなんだよ」

と言っていたのを憶えています。これってホント?と思って今回ググりましたが、本当の話のようです。

===

さて。

ここからはロンドンの話。実は、ロンドンには「ロンドン・チーズケーキ」という名がついた、

チーズ不使用

の食べ物があるのです。

こちら↓です。

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高級じゃない」系パン屋さんや「おしゃれじゃない」系カフェに入ると見かけることが多いパイ生地でできたペストリーです。上にココナッツがかかっていて、中にはジャムがはさんであります。

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チーズを使ってないので「チーズケーキ」では絶対ないし、パンだから「ケーキ」でもないこのシロモノ。なぜに「ロンドン・チーズケーキ」というネーミングになったのかは謎なのですが、一説によると「上にかかったココナッツが、おろしたチーズに似てるから」なんだそうです。

凄く美味しくもないけど、すっごく不味くもない、微妙な味のペストリー。口に入れるとパイのドライな触感に包まれます。紅茶で流し込むのにちょうどよいぱふぱふ感なので、紅茶が美味しく感じられる、という点では美味しいのかもです。

そんな「エセ」チーズケーキが存在するロンドンですが、本物のチーズケーキもよく見かけます。基本はレアではなくベイクド・チーズケーキで、見た目的にはNYチーズケーキと同じようにも見えます。

しいて言えば、コンポートやジャムも含め、フルーツが添えられていることが多いです。

チーズの下はザクザクとした触感が美味しいグラハムクラッカー&バターで作った台が一般的です。

こちら↓のナイジェラ・ローソン様のレシピでは、チーズケーキ部分(上の白いトッピング部分ではない、本体の方)には生クリーム不使用です。

↑ナイジェラ様のツイッターより。

町を歩けばいろんなタイプのチーズケーキを見るので「これが定番!」というわけではないのですが、このレシピを参考に作ってみると、割とよく出会うタイプのチーズケーキ↓が出来ました。

毎月連載している「リズム」さんのコラムで、このチーズケーキのレシピを紹介しております。

加え、わたくしが最近どっぱまり中の、ナイジェラ・ローソン様♡愛も爆発させております。



↑エレガントなご容姿と、雑なお料理のコントラストが魅力のナイジェラ様。調理中、こぼすし、ほん投げるし、指舐めまくりだし、味見しまくりだし、不器用そうなのですが、手際は良いのがナイジェラ流。面白すぎて、最近ナイジェラ様に夢中です。

記事リンク→こちらから

読んで下さると嬉しいです(ペコリ)。

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