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202010/17

【今日の云々:カルチャー日記 in London】2020年10月12日(月)~17日(土)ケイト・ウィンスレット&シアーシャ・ローナン主演『Ammonite(アンモナイト)』でロンドン映画祭が閉幕

↑ BBC iPlayerのキャプチャ画面よりCopyright © 2020 BBC

■10月12日(月):『竜の道』最終回

4.5 out of 5.0 stars

わたくしの「運動モチベーションドラマ」長らくひっぱってきた『竜の道』、とうとう見終わってしまった😿。ぐっすん。

最終回にちりばめられたいろいろは、予定調和な部分と「あれ?そう来るか!」の部分と両方あって、なかなか良かった。ああ、もう竜一&竜二ともお別れなのね。

このドラマを見たからといって白川道の小説を読もうとは思わないけど、今季始まった『極主夫道』は、ツイッターで見る限りまあまあ荒れているようですが、一応見ますよ、玉木宏さーん!

■10月13日(火):BBC『The Mole: Infiltrating North Korea(モグラ:北朝鮮に潜入パート1

5.0 out of 5.0 stars

↑BBC iplayerのキャプチャ画面より。Copyright © 2020 BBC

イギリスの地上波テレビで放送&配信されるドキュメンタリーをかたっぱしからチェックしているのだけど、最近知った骨太そうなドキュメンタリーはこちら。10年かけて製作された北朝鮮の武器&薬物ビジネスの潜入捜査についてのドキュメンタリー。

ドキュメンタリー監督であるマッズ・ブルッガーが、ある日まったく面識のない「北朝鮮友好協会」のメンバーであるデンマーク人から連絡を受け、「潜入取材」をする“モグラ”志願されます。この潜入撮影を通し、北朝鮮が世界に張り巡らしているネットワークが見えてくる作品です。

モグラに加えもう1人潜入者をリクルートし、2人を通じて話は進むのですが、嘘がどこでバレるのか?にハラハラ&ヒヤリ。「北朝鮮友好協会」という名の団体の威力、そしてそれを支持する人たちの存在がさらに奇妙かつ不気味で、作品を興味深いものにしています。パート1は、本気のハラハラの只中で終わるので、これはパート2も見ないわけにはいかない! 早く見なきゃ。

■10月15日(木):ETV特集『写真は小さな声である~ユ―ジン・スミスの水俣病~』

5.0 out of 5.0 stars

ジョニー・デップが、水俣病を撮影した写真家ユージン・スミスを描いた映画に主演するというニュースがあったので、ずっと「見よう見よう」と思ってそのままになっていたこのETV特集を視聴。

重い内容の中に、たくさんの知りたいことがちりばめられえていた素晴らしい番組でした。ユージン本人のことだけでなく、妻だったアイリーンさんのこと、ユージンが撮り続けた実子さんの家族のこと、そして最後に長くお話されていた21歳で亡くなった、水俣病患者・上村智子さんのお父さんの事も知りたくなりました。それぞれの長い月日をどう思って過ごしてきたのだろう? 特に智子さんのお父さんの、優しい語り口だけれど、少し距離を持った眼差しで過去を語る様子が印象に残りました。

ググるとあっさりと全編動画が出てくるので、ぜひ見てほしいです。この作品についても、後で1記事にまとめる予定です。

■10月17日(土):映画『Amonite(アンモナイト/原題訳)』(ケイト・ウィンスレット主演)

4.5 out of 5.0 stars

ロンドン映画祭のプレス試写最終日に、楽しみにしていたこの作品を視聴。実在した化石採集者で古生物学者のメアリー・アニング(1799~1847年)をモデルにしたメアリーと地質学者のシャーロット・マーチソン(1788~1869年)の親密な関係を描いた作品。ケイト・ウィンスレットがメアリーを、シアーシャ・ローナンがシャーロットを演じています。

この作品については後で1記事としてまとめますが、見ごたえありました。19世紀イギリスを舞台に、格差、貧困、ジェンダー不平等、セクシャリティー等々、びっくりするほどテーマ詰め込みまくり!の作品。なのに「パンパンに詰まりすぎ」な感じはまったくないのは、監督フランシス・リーの手腕だなあと。後で記事書くのが楽しみな1作でした。

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