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20211/18

【今日の云々:カルチャー日記 in London】2021年1月18日~22日:走りながらラジオ、Nスぺ『ヨーロッパ・ピクニック計画』、イギリスの障がい者の『隠された物語』

TOP画像↑:BBC iPlayerのキャプチャ画像。Copyright © 2021 BBC. The BBC

■1月18日(月)TBSラジオ『荻上チキ・Session 特集『緊急事態宣言下の困窮者支援から見えてきた課題』

4.0 out of 5.0 stars

ジムが閉館してからずっと走っていなかったけれど、最近また週1~2回走っています。前ほど長く走れないけど、1キロちょい心の負担にもならないことが判明。

そんなんじゃ走ったうちんならないかもだけど、やらないよりマシですかね。

ジョギングに必須なのがラジオ。本日はこの特集を聞きつつ、難しい顔しながら走りました。

日本における生活保護申請は、申し込む側の「申し訳ない」と、支給する側の「なるべく申し込ませない」のせめぎ合いなのだと、毎回思う。

考えながら今日もノロノロ・トコトコ走りました。

■1月20日(水)NHKスペシャル『ヨーロッパ・ピクニック計画~こうしてベルリンの壁は崩壊した~』(1993年)

5.0 out of 5.0 stars

現在訳あってドイツについて調べており、この番組のことをふと思い出しました。

大昔見た番組。すごーい内容なことは分かったのだけど、ちょっと理解できないところもあってもう1度見直したいと思いつつ時間がたってしまいました。

もう28年の前の番組なの!? 恐ろしい…。あの日はそんなに遠くないのだけど~。

久々に再視聴。

ベルリンの壁崩壊まで各々の国の動きが良くわかります。実は壁崩壊がハンガリーから始まっていたことは、今回再視聴してちゃんと認識しました。

ハンガリーの英断について、そして政治や世の中の流れって、予測できないし、動くととても速いとも良く分かった番組でした。

だから目を開いていないといけないのよね。

時代の流れに乗ることがいつも良いコトと言うわけではない。自分がその動きを信じるか、その判断の分かれ目って何だろう?と考えると、人権、平和、平等に基づいた動きであるかどうかなのかな?と今回視聴して思いました。

メキシコ国境に壁を作ろうとしたトランプが去った今日、この番組を見たのは偶然だけど、とても良かったです。

(この番組、全編ググると簡単に発見できます)

■1月22日(金)BBCドキュメンタリー『Silenced: The Hidden Story of Disabled Britain(沈黙:イギリスの障がい者にまつわる隠された物語)』

5.0 out of 5.0 stars

BBC iPlayerのキャプチャ画像。Copyright © 2021 BBC. The BBC

気になっていた番組をやっと視聴。BBCの子供チャンネル等で活躍している俳優&プレゼンターのCerrie Burnell(右手の半分が生まれたときからない)が、ヴィクトリア時代から現代まで、障がい者が置かれてきた環境と、平等の権利獲得までの道をたどった番組。

イギリスでも「すべての人の平等の権利」が確立された法律ができたのはなんと2010年。あまりに遅く、あまりに最近すぎて驚きました。

ヴィクトリア時代の隔離政策は、日本のハンセン病隔離政策を思い出す内容でした。収容し、隔離することが当事者のとっても家族にとっても最善という考えの素、隔離施設の立ち上げに関わったメアリー・デンディのことや当時の資料を紹介していて、もちろん憤りを感じつつも、でも当時の状況が良く分かり興味深くもありました。(メアリーは1900年頃、優勢思想学会に入会しています。)

このメアリー・デンディについては、もう少し調べたくなりました。

番組後半は、隔離政策がされていた当時から現在に至るまで、平等の権利を獲得するまでの障がい者本人による壮絶な戦いについて紹介しています。

イギリスは現在でも男女の給与格差を含め、すべての人が平等とは言い難いです。でもこの分野において、もう少し歩みが早いイメージがありました。でも全然そうじゃなかったことがこの番組で分かりました。

もう1度しっかり見直さなきゃ。

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