© matka All rights reserved.

201810/10

【写真交換日記175】from London「ひこうき雲」

いつも忙しい陽子さんを私が催促しているのに、今回は私が更新滞ってしまいました。ごめんなさい。

美しい竹林画像のときはまだ夏だったんですね…。深緑の世界が本当に素敵です。

ロンドンは今年猛暑だったけれど、9月になって以来すっかり秋の風です。

実は今、いろいろあって日本にいるのですがこれはロンドンの写真。陽子さんの「あー、夏休み」に反応してみて、日本の歌謡曲しばりで「ひこうき雲」(荒井由実)で攻めてみました(笑)。

ほかの記事でも書いているように、父が難病と診断されて以来落ち着くことのない日々を送っています。この写真は今回帰国する前、ロンドンで本気の「バッタバタの日々」を過ごしていた時に見上げた空の写真です。

今回の帰国がどれだけなのかわからないから、とにかく先にやっておける仕事をやっつけるために、ロンドン中を走り回っていました。日本を思いながらの心配と、目の前の仕事と、片付けることの山積み具合に絶望していたけど、ふと見上げたらあまりに空がきれいで、そこにスーッと飛行機が過ぎ去っていきました。

そこでユーミンの音楽が頭の中に響いたわけではないけれど、後で写真を見ながら「荒井由実」だった時の曲はいいなあと改めて思ったり。ユーミンのファンではまったくないものの、年齢的には「松任谷由実」が女王様としてふんぞり返っていた時期を知っている世代。あまのじゃくの私はその流れに乗らなかったけど、(「松任谷時代」と比べ)「荒井時代」の割と暗めでキラキラのない曲はいいなあと思いました。

「まちぶせ」の歌詞の陰湿さには正直ドン引きますが(ねっちりした恨み節がなんとも凄いぜw)、「ひこうき雲」はアニメ「風立ちぬ」を映画館で見て久々に聞き、抑揚がありすぎない曲調がすごくあっているなあと思った次第。

死を思わせる歌詞が、今は心に響きます。誰もいつか迎えるその日。空の向こうに何があるのか、私は知っているつもりだけどもちろん行ったことはない。私はその時を迎えるとき、まっすぐ恐れずに舞い上がっていけるのだろうか? 今、空を見るとそんなことを考えます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

【podcast245】イギリスの大掃除の季節は「春」その理由とは?

地球の反対側に暮らす イギリス在住の「フローレンス22世」と日本在住「豊里耳(とよさと みみ)」。 2人がぐるっと電話でつながりアレコレ話…

podcast244

【podcast244】NHK大河ドラマ「光る君へ」と連続テレビ小説「虎に翼」、2人の女性がどう活躍していくかに期待

平安時代の紫式部が主人公の大河ドラマ「光る君へ」と女性初の弁護士となった三淵嘉子さんがモデルの連続テレビ小説「虎に翼」、時代は違えどどちらも女性が男性社会で活躍するドラマという点で共通しているかと思います。

【podcast243】半分失業。そこから始めた実験について。

地球の反対側に暮らす イギリス在住の「フローレンス22世」と日本在住「豊里耳(とよさと みみ)」。 2人がぐるっと電話でつながりアレコレ話…

20244/2

【おいしいもの in London】最高のブリティッシュ・ビーフパイ- Canton Arms, Stockwell, London

ガストロパブとは、「食事もできるパブ」のことです。ロンドンのおいしいガストロパブは東と北に集中しがちですが、ここは中心部からやや南。南の地域でもっとも有名なガストロパブです。

podcast242

【podcast242】おすすめ映画映画『デューン 砂の惑星PART2』レビュー

普段は映画館で飲み物を飲まない私ですが、この映画を観る前には「なんか喉渇きそう」と思って思わずコーラを買ってしまいました。結果正解。壮大な砂漠シーンが目の前に広がり、没入体験を存分に味わえるこの映画は飲み物必須でした。PART1も含めてあれこれ話してみました。

ページ上部へ戻る