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20196/26

【写真交換日記186】from London「自由な精神」

私も、久米さんのラジオいつも聴いてます。
先日は「2020年オリンピックチケット申し込んだ?」のメールテーマで、「番組踏絵」と称してリスナー報告を募集してたりしておもしろかったです。

「踏絵」っていう言葉に笑いました。そうですね、踏絵ですね。

ちょっと意味は違うかもですが、私もこちらで初めて会う方や久しぶりに会う方に、さらりと流せる程度の浅さで「ブレグジット話題」を入れてみたりしています。この時の反応で国民投票時に「離脱派」「残留派」のどちらだったのか? また実際の離脱に対して「ディール有り」「ノーディール」どちらを支持しているかが何となくわかるので、意見が違う場合は「今後あまりこの話題に触れないように」と気を付けるためです。

現在首相選(正確には保守党党首選)真っただ中。2人に残って一騎打ちなんですが、この話題も大変センシティブ。この手の話題は本当に難しいけど、オリンピックは手放し喜んでいる人も多いだけに、反対派の立場では話題にさえしづらいですよね。同調できないし。

日本人同士で話すとき、よほど相手のことがわかっていない限りオリンピックの話はしないことにしてます。

とオリンピック話で引っ張ってますが…今回の私の写真はバラです。

6月はバラの季節。ロンドンの巨大公園の1つ「Regent’s Park」のローズガーデンではこの時期さまざま色のバラが一斉に咲き誇り、それはそれは美しいのです。

今年は行くのが遅くなり、ほとんどが散る間際の状態でした。でも精一杯咲いて、散る間際に花びらを全開にして頑張るバラたちも美しいです。

この写真の花、花束みたいにまとまって咲いていたので思わず写真を撮りました。


普通はこんな感じ↓に枝1本ずつまっすぐに伸びて咲きますよね?


でもこのピンクのバラは、1かたまりがまるでブーケのようにまとまって咲いています。横のネームプレートを見たら、このバラの名前は「フリースピリット(自由な精神)」というらしい。

まるでウェディングブーケのように可愛らしいその様から、このたくましい名前は想像できなかったのだけれど、凛々しく、美しく、おまけに痛い棘もあるのがバラだから、バラにはお似合いの名前なのかもしれません。

バラの開花時になると、このローズガーデンは本当に混んでいます。人々の期待通りに毎年美しく咲く花々。丹精込めて育てる専任ガーデナーのプレッシャーやいかに?とか「期待通りに毎年やりとげることの凄さ」とか、そんなことをふと考えました。

こちらは手のかかった花だけど、聖書には「野の花」にまつわる有名な箇所があります。

野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。 しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。 今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。 だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。(マタイの福音書6章28-31節より抜粋)

この箇所は「思い悩むな」という小見出しがついている箇所。ローズガーデンの花はある意味きっちり仕事をしているのですが(笑)、野の花は私のことを癒しやしてはくれるけど、まあそんなに働いているわけではない…かもしれない。でも神様は美しく装った姿で野の花を作り、咲かせている。

人間は神様が意図して、善きものとして作ったもの。だから思い悩まなくても、必ず神様な良き方向に導き、生かしてくれる。だから大丈夫なんだよ…ということを語る箇所です。

思い悩んでばかりいたころ、よく読んでいた箇所でした。今でも自分のことを役立たずだなあとか、ダメだなあ、才能ゼロ人間だなあとか卑下するとき(割と年中なんですが…ね笑)、この言葉を思い出し「でもそれでもきっと、大丈夫なのである(たぶん)」と思い直したりしています。

きっちり仕事しているバラ様の前でちょっと矛盾しているものの、美しい花を見るとこの聖書箇所を思い出し、「また、ぼちぼちやりましょうかね」と思いなおします。

バラと書くより「薔薇」と書いたほうが相応しい、そんな気高き美しさ。でも香りはほんのりやわらかで、その香りにとろけそうになりながら、「きっと大丈夫だから」「自由な精神でいきましょうよ」とじんわり励まされた気持ちになりました。

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