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【移民として生きるロンドン】遺言書を作ってみようかと③ 「オンラインで申し込み」by hanako in London

※英国で永住権を取得して早13年。自分が移民であると感じつつ、ロンドンで暮らしている。ガイコクジンとして生活しているので、分からないことが多すぎる。調べながら生きてます。

<前回までの内容>
「遺言書を作ろう」と決意した、イギリス在住の日本人夫婦のワタクシたち。事務弁護士に依頼して作成する方法とオンラインベースのリーガルサービス会社(以下、OLSと略称で書きます)での作成を比較し、後者の方法で作成してみることに。→第1回「きっかけは“女王様”」
そのうえで作成プロセスや疑問点をまとめておこうとリサーチしてみたところ、海外(日本)にいる家族を受益者にできるのか?などいろいろ疑問点が。→第2回「遺言書をネットで作る」

■登録も必要なし!ネットでの遺言書作成申し込み

いろいろ疑問はあるものの、とりあえずやってみることに。分からない点は途中で質問できるチャンスを探ろうと決め、The Co-operative Group(イギリス・生活協同組合、略称Co-op)リーガルサービス部門の遺言書作成サービス「The Co-op Will」(以下、Co-op Will。Willは遺言書のこと)にアクセスし、申し込み開始。

Co-op Will のキャプチャ画面より。

上部の緑のアイコン「Start your Will Online」のを押すと、最初に簡単な解説と、今後のプロセスの説明がある。


Co-op Will のキャプチャ画面より。

その後は名前や住所等、聞かれるままに書き込んでいく。パスワードの設定等はなく、メルアドを入れるだけ。

基本情報以外で尋ねられる大きなポイントは3点。

① 不動産を所有しているかどうか。
② 受益人(遺産を受け取る人)の指定
③ 遺言執行人&受託人(相続の手続きを行う人)の指定

※受益者(Beneficiary)、遺言執行人(Executor)、 受託者(Trustee)のややこしい用語については「遺言書を作ってみようかと② 『遺言書をネットで作る』」に書きましたのでご参照ください。

前回書いたように、私たちの場合は②は私の兄、③はCo-op Willを指定することに決めていたので書き込み作業は簡単だった。

■電話面談日は1カ月以上先!

書き込み項目を埋めた後、質問欄と電話面談日の予約。

質問欄には、リサーチ段階で分からなかったことを2点書いた。

質問その1:Coop Willのようなオンライン型のリーガルサービスでも外国にいる親族を受益者にできるのか?

法律的には外国にいる誰かを受益者にすることは可能。しかし今回の遺言書作成はかなりプロセスが簡易であり、またCo-op Willの遺言執行人&受託人引き受けサービスがどの程度のモノなのかが分からなかったので質問することに。

質問その2:私たち、および兄の住所が変わった時、毎回修正のためのコストが掛かるのか? また修正手続きはオンラインでできるのか?

通常こうした文書の修正にはコストが掛かる。Co-op Willは遺言書作成料金に永年保管料含まれており、このサービスもCo-op Willを選択した理由なのだが、今後私たちも兄も住所が変わることはあるだろう。となる都度修正が必要なのか? その場合のコストと修正方法(オンラインでできるのか?)を知りたかった。

オンラインで修正可能なら手続きも早いです。また私たち日本人の名前、日本の住所等は、電話で伝えても必ずと言っていいほどスペルミスされます。オンラインで書き込みの方が安心という理由もあります。

最後に電話面談の日時を予約をした。電話面談は1人辺り30分、夫婦2人で1時間とのこと。私たちの場合は「ミラー・ウィル」といって、2人が全く同じ内容のものを作成するという条件で見積もられている。なので2人が同じ場所で同席していなくてはならないことも明記されていた。

オンライン上のカレンダーから都合の良い日時を30分刻みの選択肢から自分で選ぶのだが、驚いたことに1カ月以上先の日程しかでてこなかった。案外混んでいる様子。

リサーチ時間を除き、「作成作業」はここまで30分も掛かっていない。しかし面談とその後原本が届き、サインを郵送する作業も含めると、完成はトータルで1カ月以上は掛かるのだとこの段階で知った。

一般のソリシター(事務弁護士)事務所で作っても同じぐらいの時間が掛かると思うので、作成期間としては同じぐらいなのかもしれない。しかし作業に対して「申し込み者(=私たち)」が費やす時間はずっと少ないはず。イギリスでありがちな「ソリシターに質問しても返事が返ってこない‘」「何度も電話を掛ける」等は、オンライン版であれば“途中まで”は皆無だからだ。

しかし最後の段階まで行ってみないと、この点はどちらが効率的なのかはまだ不明。電話面接後になかなか書類が届かないとか、書類に不備がありまくりとか、落とし穴があるのかも。油断せずに進まねば。

また、これは予想通りではあったものの、面談日に土日の選択肢がなかったのも残念な点だった。旦那のヒトは会社を休まなくてはならない。多少コストが掛かっても、土日を選択できればそうしたい人が多いのでは?と一瞬思ったが、日本と異なり有休を取りやすいイギリスでは、これでも十分にサービスが成り立つのだと思う。

これでオンライン上の作業は終了。完了ボタンを押すと、すぐに電話面談予約のコンファメーションメールが送られてきたので安心した。

「あっけないけど…大丈夫なのかな?」

そう思うぐらいここまでの作業はシンプルだった。

その後も実際の面談日前週と直前にテキストメッセージで予約確認が送られてきたので、「なかなか優秀なシステムだ」と感心。質問項目のメモだけ用意して、面談日を待った。

次回は電話面談について。作成完了まであと1歩です! (続)

↓ 【遺言書を作ってみようかと】過去の記事
①「きっかけは“女王様”」
②「遺言書をネットで作る」

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