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20199/20

【写真交換日記192】from London「贅沢の功罪」

低糖質ビスケット美味しそう。この手の「絶対需要は高そうなのに気の利いた商品」、全然イギリスに売っていないので本当にうらやましい。

朝晩は肌寒い日も増えてきて、温かい飲み物が恋しい季節が到来しております。コーヒー紅茶と一緒に一口二口甘いものもほしいところ。 今度帰国したときに鬼買いして持って帰ろうと思います。

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さて、コチラの写真は先日「ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)」の中庭で撮影した写真です。 現在ロンドンではデザイン・フェスティバルが各所で行われており、V&Aはこのイベントの統括ハブの役割を果たしています。


フェスティバル期間中、噴水の中に日本人建築家・隈研吾氏の作品「Weaving into Lightness」 がディスプレーされています。

この日は「インディアン・サマー」と言いますか、天気が良くて暖かい日でした。ランチ時にはこの周りで皆さんお昼を食べるためにわらわら集まっていました。

この「わらわら集まっている皆さん」ですが…この中には博物館のビジターやスタッフだけでなく、近所で働いている人・住んでいる人も入っているはずです。

V&Aはイギリスにある多くのミュージアムと同様、企画展以外は入場無料です。正面入り口からこの中庭に入るには、超貴重な古代彫刻の展示ルームを突っ切らないと入れません。作品を横目で見ながら(もしくはまったく見ずに)中庭に入り、期間限定インスタレーションを間近に眺めつつご飯を食べ、ちょっと日向ぼっこしてまた古代彫刻を突っ切って出ていく…わけです。

なんとまあ、贅沢なこと!

しかしイギリスに住んでいるとこの贅沢が当たり前すぎて「有難い」という気持を忘れてしまいます。

先月ベルリンに行ってきました。ベルリンは本当に素晴らしい街で、特に「歴史を残す」という強い意思を感じ、感動しました。

ベルリン旅については、リズムさんでの連載で写真モリモリで書きました。

ベルリンでもミュージアムにいくつか行きましたが、ほぼすべて有料。当たり前と言えば当たり前です。

でもロンドンに住んで「アートを見る環境」が甘やかされすぎているので「あれ? 常設展でも有料なの?」と思ってしまいました。

ミュージアムの維持には莫大なお金が掛かっているはず。有料は本来当たり前。イギリスの環境が異常に素晴らしいだけなのですよ。

無料でアートが楽しめるからこそ、アートの存在と素晴らしさを幼いときから肌で感じることができる。これは素晴らしいことです。人生に1つ、かけがえのない楽しみを与えてくれます。

と同時に、あまりに甘やかされすぎると、その有難さに気づかない。贅沢の功罪です。

これってアートに限らず、いろんなことに当てはまること。「だったらどっちがいいの?」ということではなくて、贅沢してても「贅沢だ~~」「有難い」とキチンと自覚できればいいのかなと。

この感覚を忘れないように心掛けているのですが、でも人って失ってみないといろいろ気づけないもの。せめて心に留めて、感謝を忘れないようにしたいです。ぽかぽかの中庭で日焼けを気にしながらコーヒー飲み飲み、そんなことを思いました。

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