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201912/26

【写真交換日記198】from London「雨のボクシング・ディと紅茶」

『ハリネズミの戦い』、読んでみたいです。考えすぎて「石橋叩きすぎて、橋を壊しちゃう」タイプのわたしにはハリネズミの気持ちが分かるような…気がします。

ヨウコさんの写真の右手に写っている、木製のトレイ、いいですね。デザインは違うけれどこの手のものをアンティークマーケットでよく目にして、毎回立ち止まって「ほしい!」と「ミニマム生活」の間をウロウロ考え、買わずに後で後悔…というのをもう何年も繰り返しています。読んでないけれど、そんなところもハリネズミさんの性格とかぶる?かしら? 次にトレイに出会ったら、こんどこそ買いたいです(と言って、また買わないのかもしれないけれど)。

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さて、本日は12月26日。クリスマスは終わったものの、イギリスでは1月頭までツリーを飾ったままですしお休み気分は続きます。

イギリスでは26日を「ボクシング・ディ」と呼び、クリスマスに続き祝日です。19世紀からの伝統で、貴族の屋敷に勤務する使用人たちは26日がお休み。その日に主人からクリスマスプレゼントをもらい、家に帰ってプレゼント(の箱=BOX)を開けることからこの名前がついたと言われています。

また教会が貧しい人たちにお金を配る日だったことも関連しているそうです。教会員たちが1年かけて募金「箱」に少しずつお金を入れて貯めておきます。そして26日に箱をあけ、貧し人たちに渡したことも 「ボクシング・ディ」 の浸透に貢献したと<BBC>が解説しています。

現在のイギリスではボクシング・ディ=セール初日、そしてプレミアリーグ(サッカー)の後半戦初日、というイメージの方が強いかもです。

今日は冷たい雨が降っています。ホームレスの人たち、暖房を使えない状況の人たちのことを考えると、胸がチクチクします。今年の冬は雨が多く、ホームレスの人たちには本当に厳しい冬のはずです。

24日から25日に変わる時間、クリスマス礼拝を開催している教会は多いのですが、私も近所の教会に行きました。この教会には何十個ものツリーが飾られていて、その1つ1つをチャリティー団体がスポンサーしています。素敵に飾られたツリーに対して人々が募金をし、そのお金がホームレス支援やフードバンクに使われます。


窓に打ち付ける雨のしずくを見ながら、温かくて濃いシナモンティーを飲んでいるボクシング・ディ。舌が焼けるぐらい熱い紅茶にたっぷりミルクを入れ、シナモンスティックでかき回しながら飲むのが好きです。

何もしないでぬくぬくしている罪悪感、そして募金したお金がホームレスの人たちに届きますように思う気持ち。紅茶は熱くて美味しくて、でもだからこそ自分の偽善者ぶりとのせめぎ合いがちょっと辛いです。今年はそんな少し苦い気持ちでボクシング・ディを過ごしています。

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