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【家を買ってみたものの】椅子が欲しい

家を買って4年。基本「何にもなさそうにみえる家」を目指している。

狭い家(というか小さいマンション)なのでできるだけモノを増やしたくない。特に大物家具はよほどのことがない限り、増やさない。

でも必要なものは必要。

このハザマで悩み、いつも「結局買わない」→「必要なものもなかなか買えない」がずーっとずーっと終わらない。

ずっと買いたいと思っていて買えないものの第1位はソファー前に置く「コーヒーテーブル」。

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↑こんな素敵なお部屋は我が家にはないが、窓の前にあるようなercolのシンプルなコーヒーテーブルをずっと探している。新品は手が出ないので、中古品でお手頃値段が希望だが、いまだ巡り合えずにいる涙。

お客さんが来ると、普段は私の仕事用ちゃぶ台として使用している小さなテーブルを移動させて間に合わせております。

そして次に欲しいのは、ダイニングテーブル用の椅子2脚。現在4脚しかないので、ワタクシと旦那のヒトが在宅中に2人以上の来客があると、もうそれで足りない。

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↑我が家の椅子。これが4脚あります。

仕方なく昔使っていた、長時間座っているともれなくお尻が痛くなるIKEA製の折り畳み椅子を出して何とかしている。

来客があると「あと2脚、ちゃんとしたのがほしいなあ」と思い、そして誰も来ないときはすっかり忘れる

椅子は骨董市や中古家具店に行くと案外出会いがあるのだが、毎回「う~ん、そんなに来客ないしなあ…」と考えて、いつも買わない選択をしている。

そして来客があると、買わなかったことを後悔する。

そのループが終わらない涙。

しかしそんなループを今度こそ断ち切ってくれそうな場所に行ってきた。

ケンブリッジにあるギャラリー「Kettle’s Yard」。ここは1958~73年に元テイト・ギャラリーのキュレーターであり美術収集家のジム・エディと妻のヘレンが暮らしていた住居「ハウス」が元になっており、現在も住居部分が保存され、見学できるようになっている。

この「ハウス」で垂涎ものの椅子たちをびっくりするほどたくさん見てしまったのだから、まあ大変!(笑)

買い足したい2脚のうち、1脚はアームチェアーがいいなと思っている。この椅子のような背もたれが理想。

奥にある、背もたれがカーブになっているのも素敵。

こちらは中心部の飾りがちょっとがっしりしすぎているけれど、広い空間に置くと素敵。

ハウスの統一感のあるインテリアには、同じテイストの、でも1つ1つ個性のある椅子の存在が欠かせない。

見ているうちに

「椅子欲しい 、椅子欲しい、もう絶対欲しい! 今すぐ欲しい!」

と今すぐ椅子を買いに行きたくなるほど椅子に取りつかれてしまったのだが、探し始めると巡り合えないのも常(泣)。

その後何度も骨董市や中古家具店に行っているのに、「これぞ!」の椅子に出会えていない。

今までは「また会ったね♡ でもまたいつかね~♪」っていうぐらい、毎度毎度見つけていたのに!

今度こそ、出会ったら(値段が合えば)離さず絶対連れて帰らねば!そう誓いつつ、割とこまめに骨董市やら中古家具店を覗いている。

===

そんな風にワタクシの頭の中を「椅子・イス・いす」に変えてしまったKettle’s Yard訪問について、リズムさんの連載コラムで書きました。

ケンブリッジの駅からやや遠く、決して行きやすい場所ではないけれど、もし同地に行くことがあったら訪ねてほしい場所です。

読んでくださると嬉しいです。

リズム・スタイル
現代陶芸と50年代の家具。ケンブリッジで過ごした幸せな日。

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