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【写真交換日記230】from London 「『ヨブ記』で迎えるクリスマス」
アンジェリーナのモンブラン!
わたくしも大大大好物です。

↑【写真交換日記229】from Tokyo 「自分を甘やかしがちな年末」
ハーフサイズ?そんなのペロリよねえ(笑)
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さて、現在ロンドンは警戒レベル指定が最強のTier4(Tier=段階)に指定されているので、事実上のロックダウンです。なので誰にも会えない・誰も来ない・会いにも行けないクリスマスです。
本日クリスマスイブですが、午後1時の現在、まったくもって平日気分。
でも、それでもクリスマスはちゃんと今年もやってくるようです。
こちら、今年の我が家のクリスマスツリーです。

毎年「地味すぎる」と悪評ですが、
ほっといて(笑)
クリスチャンなので、毎年クリスマス前はイベント目白押しで忙しかったのですが、今年はそれも…なし。本当に静かです。
それでも、一応クリスチャンの端くれなので、いつもよりもこの時期、神様について考えます。
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実は今、個人的にまあまあ大変な案件を抱え、そこそこ困っています。解決までに時間が掛かる案件です。
特にここ数日ちょっと大変でして、この気持ちでクリスマスに突入は厳しいなあ、イエス様は私たちを救うために人間の体をして生まれてきてくれたけど、うーむ、私の事ももうちょっと救ってくれよぉ…みたいな恨み節を唱え、くさくさながら過ごしていました。
毎月教会を通じて「クリスチャン新聞福音版」という新聞をもらっています。今号の裏面に、北朝鮮拉致被害者・横田めぐみさんの母、横田早紀江さんのインタビューが載っていました。
彼女は旧約聖書の「ヨブ記」を読み「私の苦しみがここに書いてある」と思い、クリスチャンになるきっかけになったそうです。
ヨブ記はここから読めます。
「ヨブ記」とは、ヨブという大変正しい人がサタン(悪魔)によって試され、苦しめられる話です。病気になり、10人の子供を殺され、全財産も失います。その苦しむ様が横田さんの心にガンガン入ってきたと語っています。
ヨブは神様を信じ続けているいるのに、でも神様はヨブをなかなか助けない。だから読んでいてツラいのです。「神様、もっとさっさとヨブを助けてやってよ~」と毎度思う章です。
でも最後にはサタンは敗北し、ヨブは以前より神に祝福されます。
横田さんはヨブ記の結末について、ハッピーエンドだけれど「でも最初に失った10人の子供は戻ってこない」ことに触れています。横田さんの娘さんもまだ帰ってきていません。しかし「苦しみを分かってくれている神様」を信じ、「この子(めぐみさん)を生かさなければと神様が思うなら」生かされることを信じ、「すべてゆだねるしかない」と決意しています。
私の問題は横田さんほどの、命に係わることではありません。でもまあそこそこ大問題です。この記事を読み、私も『ヨブ記』を改めて読みました。そして読んだうえで祈って昨日は寝ました。
朝になり、まだ解決してはいないけど、少しだけ次の1歩に進みました。
少し進んだことで、ちょっとだけ平安な気持ちでクリスマスイブを迎えることができています。
私は旧約聖書はまあまあ苦手なんですが(この辺はまたいつか)、今回は『ヨブ記』をしっかり読む機会を与えられたということなのかもしれません。
コロナ禍はまだ続き、生活困窮者が増え、辛いクリスマスを迎えている人が例年以上に多い年末年始。
神様にさっさと救ってほしいと毎日思います。神様なんだから、なんでもできるんだから、さっさと救ってよーと。
神様にどんな意図があるのか、人間の私には分からない。それでも、すべての人の苦しみを神様が絶対知っていてくれている。だから、人間は知恵と真心を尽くし、信じて「良き道」の方へ進むしかない。そのことを改めて思いながら、静かなクリスマスを過ごします。
ヨウコさんも楽しく過ごしてね。

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