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第93回アカデミー賞発表!結果に思うこと云々
本日第93回アカデミー賞発表されました!結果はこちら
やはりというか、作品賞の『ノマドランド』、監督賞のクロエ・ジャオ(『ノマドランド』)は堅かったですね。クロエ・ジャオさん、快挙です。しかし人種や女性云々がいちいち報道されないくらいに、普通のことになって欲しいです。
主演女優賞も『ノマドランド』のフランシス・マクドーマンドが受賞するとは。3度目の主演女優賞はすごいことです。エグゼクティブプロデューサーと主演を兼ねていたキャリー・マリガン(『プロミシング・ヤング・ウーマン』)かなと思っていましたが、予想が外れました。助演女優賞は映画を見ていないのですが、キャリア的にユン・ヨジョンさんかなとも思っていました。『ミナリ』は上映から時間が経って、現在上映館が少ない(しかも緊急事態宣言)ですができれば劇場で観たいところです。
主演男優賞をチャドウィック・ボーズマンさんが獲れなかったのは残念!でもそれだけアンソニー・ホプキンスの演技がすごかったのでしょうね。認知症の視点から描かれた映画なので、アンソニー・ホプキンスの演技力が9割の映画と推測します。『ファーザー』公開(5月14日)が楽しみです。助演男優賞(ダニエル・カルーヤ)と主題歌賞の2部門を受賞した『Judas and the Black Messiah』は日本公開が決まっていませんが、この受賞を受けて、公開が決まるのでは。そういえば国際映画賞受賞の『アナザーラウンド』も日本公開がまだ決まってないですね。
撮影賞、美術賞を『Mank/マンク』が受賞したのは納得!モノクロ世界の表現の豊さとハリウッド黄金期の世界(一体美術製作費いくらなんだろう??)が思わず引き込まれます。本当はすごくスクリーンに映える映画なのに、Netflix制作というところがなんとも言えませんが、豪華な映画を気軽に観ることができるのはいいところ。これから観る方は映画『市民ケーン』を鑑賞してから観た方が、楽しめると思います!
音響賞、撮影賞受賞の『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』も、観た人は当然の受賞と思うことでしょう。「聞こえる」「聞こえない」の行き来や後半の「とある音声」はものすごくリアルで、「聞こえるということ(聞こえないということ)はこうゆうことか!!」と心に響きます。「聞こえない」ことを「個性」と捉えて生きる人々の様子もリアルで、今までになかった映画表現だと思いました。amazon primeに入っている方は是非是非観てみてください。その際はより体感するためにヘッドフォンで視聴することをおすすめします。個人的に映画鑑賞史上に最高に「切ない」シーンに心が抉られました…。うう…。
長編ドキュメンタリー映画賞受賞の『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』はタイトルからは想像できない、斜め上の面白さが魅力です。ナショナルジオグラフィック的な内容を想像していると、いい意味で裏切られます。そうゆう要素ももちろんあるのですが….、なんと言ってもこれは「タコカノ(ジョ)」との愛の物語です。Netflixで配信しています。
あと、昨年大いに(私を)楽しませてくれた映画『TENET テネット』が視覚効果賞だけでも受賞できてよかったです。
アカデミー賞は今年もコロナ禍で劇場公開作品も少なく、通常のようにはいかなかったと思いますが、やっぱり映画好きには一つのお祭りとして楽しいです。主演男優賞、主演女優賞受賞を逃した『マ・レイニーのブラックボトム』はチャドウィック・ボーズマンと共にとても考えさせられる素晴らしい作品なので、改めて記事を書こうと思います。

【podcast298】ウスターソース&中濃ソースを手作りしたら「モヤモヤ」した。
長くロンドンに暮らしているわたくしフローレンスですが、日々の自宅での食事は「なんちゃって和食っぽいもの」も含む「和洋折衷ゴチャゴチャ料理」です。

【podcast297】アンチエイジング or アンチアンチエイジング(あらがうかありのままか)?
日々徒然に考えてしまうのが、アンチエイジングについてのことです。年を重ねるのは当たり前のことですし、健康第一なのですが、美容的に「どこに落としどころを置くか」という自分に納得のいくところを「抗いたい」と「自然体でまあいいか」の間で模索する日々。

【podcast296】イギリスのパーティシーズン到来!パーティ料理修行中です。
イギリスにやっと暖かい季節が来ました。ガーデンパーティがこれから増えるのですが、非日本人パーティに持って行く「パーティ料理」は、日本人相手のそれとは異なるのです。

【podcast295】漫画・アニメ『チ。-地球の運動について-』ついて
前回のフローレンスさんの新ローマ教皇についての話題からの流れを汲んで、最近読んだ漫画『チ。-地球の運動について-』についてあれこれ話してみました。物語は15世紀のヨーロッパを舞台にしたフィクションですが、当時の人が地動説を説くことの困難な状況を鑑みることができ、しかし、人の思想の多様さや自由さを誰にも抑えることはできないと思える作品でした。

【podcast294】新ローマ教皇レオ14世+映画「教皇選挙」について話してみた。
新教皇が誕生して1週間。耳さんも映画「教皇選挙」を見に行ったとのことで、改めて新ローマ教皇・レオ14世はどんな方なのか? また映画「教皇選挙」にまつわる疑問等を話しました。