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イサム・ノグチ展あかりシリーズ

【写真交換日記243】from Tokyo 「梅雨明けの猛暑を逃れて“イサム・ノグチ展”」

セレブ歯医者に通うハナコさんの前回の写真交換日記を読み返して、「そうだ私も歯医者に検診行かねば!」と思うのでした。意図しないところにお金がかかるのは辛いものですね。

日本は梅雨が明け、またあの溶けそうな(いや、どっか溶ける)夏がやってきました。改めて、この暑さの中でオリンピックやるのか〜と、コロナ以外の懸念も再確認したりも。1日中自宅でクーラーをつけるのも抵抗があるので、休日の昨日、猛暑を逃れてクーラーの効いている美術館へ。気になっていた『イサム・ノグチ 発見の道』展(東京都美術館)に行ってきました。

上野公園

館内は意外にもと言ってはなんですが、多くの人が展覧会を見に来ていました。カップル率高し!私はチケット代が学生料金な分、奮発してサカンクションの山口さん監修のサウンドツアー(展覧会のために選ばれた楽曲)をお供に意気揚々と入場。入ってすぐ目の前に「あかり」インスタレーションがドドーンと広がっているのでした。(上アイキャッチ写真)

3つのフロアに分かれた展覧会はそれぞれ「第1章 彫刻の宇宙」「第2章 かろみの世界」「第3章 石の庭」としてテーマごとに作品が展示されています。第1章、第2章は写真撮影可でしたので、ちょっとご紹介。

イサム・ノグチ展
無題 1988年頃 花崗岩 「第1章 彫刻の宇宙」
女 1956年 鋳鉄 「第1章 彫刻の宇宙」
女 1956年 鋳鉄 「第1章 彫刻の宇宙」
イサム・ノグチ展
雲の山 1952-83年 溶融亜鉛メッキ鋼板 「第2章 かろみの世界」
「あかり」シリーズ 和紙、竹、鉄  「第2章 かろみの世界」

普段ニューヨークや、香川の美術館(外)で広々と展示されているので、学芸員さんたちはさぞや今回の展示の仕方に苦慮したのだと思いますが、イサム・ノグチが常に意識したとされる「空間との調和」が自然と感じられる配置でした。サウンドツアーの効果もあって、集中して彫刻と向き合え、外の猛暑を忘れるくらいに心穏やかになりました。彫刻を視るという行為自体、何か自分と向き合っているような、反響しあう行為なのかもしれません。

ヨーロッパでもイサム・ノグチの「あかり」シリーズや、もしくはもどきをちらほら見た気がします。私はイサム・ノグチの「コーヒーテーブル」に憧れているのですが、「あかり」シリーズもそうですが、広〜い部屋でこそ「空間との調和」がとれると思われるので、値段的にも遠い憧れですが、置く場所を考えると憧れのままになりそう。

MoMAデザインストアより
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