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【前のめりでスキップ(ロンドン日報)】2019年10月1日(火)「グレタさんに叱られる」
※【前のめりでスキップ(ロンドン日報)】
かなりせっかちで前のめり。急がば周れないばかりか、地団駄踏んで転んでる。プリプリ怒って日が暮れる。そんなハナコのロンドン暮らしの日報、書いた分ずつちょこちょこ更新します。あまりロンドンぽくなくてすいません。
1週間前のことだが、9月23日、ニューヨークで開かれた国連気候行動サミットで行われた、16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(16)の演説が話題ですね。
「私たちは(あなたたち大人の行動を)見ている」という力強いメッセージ、感動しながら視聴した。彼女の他の演説も聞いたが、メモを見ないで話すことも多い。自分の言葉で語り、途中ウィットに富んだことも言っていたりと大変賢い。しかも母国語でなく英語。スウェーデン人は英語が上手な人が多いけれど、それでもやはりすごいと思う。
紙を見ないと何も言えないどこぞの偉いヒトとか、何もしないのにノコノコ外遊してステーキ食べて無知をさらけ出しても別に平気なおぼっさまに、ぜひ彼女を見習ってほしいと心から思う。
ちなみに…日本のニュースで彼女に対する批判があるのは知っているし、読んだ。私がイギリスで見る限り、ネットでの個人の発言ではいろいろあるものの、少なくとも大手メディアでの批判はまだ見ていない。称賛というよりも「彼女の言うことは大変真っ当」と言う見方が多い。
批判して何になるの?と正直不快に思っている。
環境問題については我が家も微力ではあるけれど小さく取り組み始めている。
プラスチック製品は「あるものを使いまわす」「なるべく新規製品は買わない」「特に使い捨てプラスチック製品は購入せず、可燃性のもので代用できないか考える」。
電気をつけっぱなしにしない。
過剰包装に気を付ける。
ゴミを減らす。
買い物するときにエコ観点でも「買うべきものか?」を見定める。
スプレー製品は控える(防虫剤だけはどうしようもないのだけど)。
等など。
自宅を見渡すだけでもプラスティックは山ほどあるので、本当に微力ではあるのだけれど、でも何か始めないと。
…と、まあまあ真面目に思っているのだけれど…先日こんなことがあった。
私はその日仕事で帰りが遅く、家に戻ると旦那のヒトが入浴中だった。
風呂場からは大好きな日本のラジオ番組「荻上チキ Session22」の音声が漏れている。その日はグレタさんの演説についてのもの。
私はすでにその回を聞いていたので「あの回良かったよね~」と思いつつ荷物を置こうと寝室に入ると、電気がバッチリつけっぱなし。なぜか卓上ライトまでついている。
??なぜ??
(ってまあ、ただ忘れただけなんでしょうが…)
ほどなくして風呂から上機嫌で出てきた旦那のヒト。
旦那のヒト:「おかえり~。今チキさんの番組、グレタさんの回聞いてたよ~」
ワタクシ:「うん、知ってる…。あのさ、この部屋電気全部つけっぱなしだったよ」
旦那のヒト:「えっ!? ごめ~ん。ああ、今グレタさんの番組聞いてたのにねえ。こんなんじゃ
グレタさんに叱られちゃうねえ」
ホント、その通りw。
以来我が家のエコ的合言葉は「グレタさんに叱られちゃう」。一応書きますが、これには皮肉や批判的意味合いはまったくない。本当にそう思って合言葉にしている。
グレタさん、ありがとう。見てて「くれてる」と思うから、オジサン、オバサン、頑張れる。
気持を引き締め、出来ることから頑張るヨ。
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