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【写真交換日記159】from London「私の宇宙もまだまだ遠い」by hanako
益田ミリの作品には私も心をえぐられまくっています。ときどき「う~ん、ちょっと違うかも…」と思う作品もあるのだけれど、ほとんどの作品にドキュンと弾丸打ち込まれます。特に「す~ちゃん」に始まるシリーズは大好きで、繰り返し繰り返し読んでいます。
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私が1番好きな益田ミリ作品は「オレの宇宙はまだまだ遠い」。
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「“フツーの人生”なんてものはこの世にない」といつも思っているけれど、このマンガを読むと改めてそんなことを思います。主人公の土田くん(32歳、独身、書店員歴10年)の「一見フツー」に見える日常が描かれたこの作品。ささやかだけれど宇宙のように深くもある彼の日々のいとなみに、共感したり、グッときたり、グサッと刺さったり。
私の宇宙もまだまだ遠いなあ。
なかなか行きつけないなあ。
地味な毎日だけどいろいろ起るから、サクサク前には進めないな。
そんな風につぶやきながら、どこか頭の奥でおっきな宇宙をチラチラ感じる楽しさがいい。
そして書店員の話だけに、いろんな本やマンガを絡めたエピソードが登場するのも嬉しいもの。
星新一『宇宙のあいさつ』
https://twitter.com/otokomae_shu/status/893954183304323072
『サンタクロースっているんでしょうか?』
『サンタクロースっているんでしょうか?』
講義で先生が紹介していた本。クリスマスになったら読みたい!と思っていたら、随分ときが経ってしまいました。クリスマスの絵本とか家にいくつかあって、どれも好きだったけど、また好きなものが増えました。 pic.twitter.com/54Ikz15HND— 想子 (@tomatototo6) December 25, 2016
小山宙哉『宇宙兄弟』
いいかアポ 人間ってのはな “天候”には勝てない生き物なんだよ [南波 六太](宇宙兄弟(6) https://t.co/ax6JxyLVq3)
— 宇宙兄弟名言_bot (@uchukyodaim_bot) September 4, 2017
特に『宇宙兄弟』が登場するくだりで、土田くんの言う一言に泣きそうな気持になります。
でもこの場合の「泣きそう」は悲しいんじゃないんです。「本好きの想い」がにじみ出た、力をもらえる強い言葉だからこそ泣けてくるんです。
本好きの人が、
本の力を信じて、
これからも本と一緒に人生を歩みたくなる…
そんな一言にグッときます。
ヨウコさんもいつか読んでみてね。巻末の「番外編」がちょっとズルい(笑)。そこ読んだら「次の本も買わないわけにはいかないだろ~!」と遠吠えしたくなる。
そんな益田ミリ(もしくは出版社?)のあざとさもチラリ。オススメです。

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