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【写真交換日記159】from London「私の宇宙もまだまだ遠い」by hanako
益田ミリの作品には私も心をえぐられまくっています。ときどき「う~ん、ちょっと違うかも…」と思う作品もあるのだけれど、ほとんどの作品にドキュンと弾丸打ち込まれます。特に「す~ちゃん」に始まるシリーズは大好きで、繰り返し繰り返し読んでいます。
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私が1番好きな益田ミリ作品は「オレの宇宙はまだまだ遠い」。
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「“フツーの人生”なんてものはこの世にない」といつも思っているけれど、このマンガを読むと改めてそんなことを思います。主人公の土田くん(32歳、独身、書店員歴10年)の「一見フツー」に見える日常が描かれたこの作品。ささやかだけれど宇宙のように深くもある彼の日々のいとなみに、共感したり、グッときたり、グサッと刺さったり。
私の宇宙もまだまだ遠いなあ。
なかなか行きつけないなあ。
地味な毎日だけどいろいろ起るから、サクサク前には進めないな。
そんな風につぶやきながら、どこか頭の奥でおっきな宇宙をチラチラ感じる楽しさがいい。
そして書店員の話だけに、いろんな本やマンガを絡めたエピソードが登場するのも嬉しいもの。
星新一『宇宙のあいさつ』
星新一の宇宙のあいさつときまぐれロボットとボッコちゃんの3冊は是非手に取ってほしい。小説を読まない私でも朝の読書以外のプライベートタイムに読ませていただいたぐらいおすすめ。1話1話が短いし、最後のオチがどうなるのか病みつきになります。何度かオチで鳥肌が立ちました。青春の3冊です。 pic.twitter.com/d8MENbsb9N
— 小山 秀 (@otokomae_shu) August 5, 2017
『サンタクロースっているんでしょうか?』
『サンタクロースっているんでしょうか?』
講義で先生が紹介していた本。クリスマスになったら読みたい!と思っていたら、随分ときが経ってしまいました。クリスマスの絵本とか家にいくつかあって、どれも好きだったけど、また好きなものが増えました。 pic.twitter.com/54Ikz15HND— うめぼし (@tomatototo6) December 25, 2016
小山宙哉『宇宙兄弟』
いいかアポ 人間ってのはな “天候”には勝てない生き物なんだよ [南波 六太](宇宙兄弟(6) https://t.co/ax6JxyLVq3)
— 宇宙兄弟名言_bot (@uchukyodaim_bot) September 4, 2017
特に『宇宙兄弟』が登場するくだりで、土田くんの言う一言に泣きそうな気持になります。
でもこの場合の「泣きそう」は悲しいんじゃないんです。「本好きの想い」がにじみ出た、力をもらえる強い言葉だからこそ泣けてくるんです。
本好きの人が、
本の力を信じて、
これからも本と一緒に人生を歩みたくなる…
そんな一言にグッときます。
ヨウコさんもいつか読んでみてね。巻末の「番外編」がちょっとズルい(笑)。そこ読んだら「次の本も買わないわけにはいかないだろ~!」と遠吠えしたくなる。
そんな益田ミリ(もしくは出版社?)のあざとさもチラリ。オススメです。

【podcast196】映画『BLUE GIANT』とNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』から感じた夢と目標の置き場所
人生も長くなり、状況もどんそん変わっていく世の中で「夢」も変化していっているのかなと思います。最近のエンタメでも「夢」は持ちつつ、実際の「目標」をどこに置くのか。というリアルな課題が登場人物に課されることが多いなあと思います。そのことを考えるきっかけになった2つの作品を紹介しながら、あれこれ話してみました。

【Podcast195】故ジャニー喜多川氏の「ある疑惑」に迫るBBCドキュメンタリー
日本でも一部の人たちには話題ですが、3月7日(イギリス時間)に故ジャニー喜多川氏による性加害について取材したBBCドキュメンタリーが放送されました。タイトルは「プレデター:J-popの秘密のスキャンダル(原題訳)」。なかなかショッキングなタイトルです。

【podcast194】私たちの好きなナレーター、ナレーション
以前から自分の声や話方にコンプレックスのあるワタクシ、いい声や話し方に対して憧れが強く、普段テレビ番組やラジオを聴いていてナレーションを気に掛けることが多いです。一方、ドキュメンタリーを数多く視聴するフローレンスさんもナレーションの重要さを実感していて、2人で好きなナレーターについてあれこれ話してみました。