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【写真交換日記207】from Tokyo「春のめざめ」
毎日、新型コロナのニュースに世界中の人が注目していますが、こうゆう危機的状況の中だからこそ、国ごとの施策に特徴が出るなと思います。日本では「アベノマスク」という揶揄も出るくらいの「なんだかな」な対応策ばかりですね。
今週末も「外出自粛要請」が都知事から発せられましたが、もう「要請」じゃなく「強制」(ちゃんと賃金保証もセットで)にした方がいい段階のように思います。
こんな状況の中でも、春はやってきました。週後半になってやっといい天気になったので、せめてベランダにて紅茶を飲みながら春を感じてみました。幸い、ベランダからは桜も見えるので、一人花見ということで。
大々的に春を感じることができない今、映像で「春」を謳歌してみるのはいかがでしょうか(違う春の意味…)。
今回はロシアのアニメーションのオススメです。
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春のめざめ アレクサンドル・ペトロフ監督
2006年 原作イワン・シメリョフ『愛の物語』
二度観なければならない。私は思わず二度観てしまった。
印章派の油絵のアニメーションのめくるめく世界は、あまりに目を奪われすぎて「心」がついていけない。
16歳の少年の「思春期」「性愛」、その「めざめ」の物語であるのだが、そんな題材は多分世界にごまんとあるだろう。しかし、「老人と海」でアカデミー短編アニメーション賞を受賞したこのロシアの監督の手にかかると、わずか28分の間に揺れる心、美しさと悲しみとが、洪水のように押し寄せて、溺れそうになる。19世紀末のロシアを舞台に、凝縮されたストーリー展開で主人公の「女性たち」への溢れる気持ちが、絵の動き(展開)によって感覚として入ってきて、心をかき乱される。
途方もなく時間のかかったであろう、「手仕事」による作品。色の補正などはPCを使ったようだが、細やかな表情や、縦横無尽な風景の移り変わりから目を離せず、アニメーションの真髄を堪能できる作品でもある。ロシアンティーを楽しむ食卓の風景もあり、甘いジャムを傍に、紅茶を飲みながら「動く絵画」を楽しめる作品。
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