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【podcast97】NHK『7年ごとの記録 35歳になりました』について話す

こんにちは。ロンドン在住のフローレンス2世です。

地球の反対側に暮らす ロンドン在住の「フローレンス22世」と東京在住「豊里耳(とよさと みみ)」。 2人がぐるっと電話でつながりアレコレ話す「環・地球おしゃべり」、それがマトカのpodcastです。

今回はNHK『7年ごとの記録』シリーズについて話しました。

↓音声配信

===

7年ごとの記録』シリーズとは?(下記は、番組サイトからの抜粋です。)

「7年ぶりに会いに行こう。35歳になった君に」。1992年、バブル経済の名残が残る日本各地で始まった7歳の子どもたちの取材。その後、14歳、21歳、28歳と7年ごとに訪れ、家族や生活、そして将来の夢について話を聞いてきた。長期シリーズ第5弾「35歳」。ナレーションは、同じ歳の満島ひかり。新型コロナウイルスが猛威を振るう激動の年に、彼らは何を語ってくれるのか。その成長と現在(いま)の記録。

NHKアーカイブス https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2020111261SA000/index.html

私はこの番組の大ファンで、1992年から毎回欠かさず見ています。ちなみにこの番組の元になっているのは、1964年にイギリス・グラナダテレビ制作したドキュメンタリー番組『seven up!(7歳の記録)』と、それに続くシリーズ。イギリス版は2019年に放送された『63 UP(63歳の記録)』が最新ですが、今後も続く予定です。

↑1964年放送『Seven up!』より。ググるとたくさんでてきますよ。

番組内で、イギリス版『63UP!』が2021年3月3日にNHKで放送…と言いましたが、すみません、3月4日放送です。ごめんなさい。

今回このポッドキャストで話すために、『7年ごとの記録』過去4回の放送を見直そうとしました。7歳、14歳、21歳の3回分は、どこかの国で放送した英語版を探せましたが、28歳の回は探せませんでした。なので不明点もあるのですが、この番組は1992年、14人の子供を撮影してスタートしています。しかし14歳の回では1人抜けて13人になっていました。

番組内で「13人でスタート」と言っていますが、良く調べると多分14人でのスタートだと分かりました。すみません。

28歳の回は再視聴できていませんが、こちらの資料によると28歳までは13人を撮影しているようです。しかし今回の35歳では10人のみを撮影しているので、開始時からは4人の子が抜けたことになります。

どんな大人になるのか興味深かった4人が抜けていて残念なのですが、撮影され続ける負担はもちろん分かります。どんな理由で4人が抜けたのかは不明ですが、撮影を続けるか辞めるかはその子に選択肢があるべきだと思います。

イギリス版も私はほぼ全部見てるので、日本版とイギリス版の違いについても話しています。

今回の『35歳になりました』は、これまでの4回と比較しちょっとガッカリな点もありました。私よりずっと若い世代の子たちですが、子供時代、思春期、そして大人へと続く歳月の中で、誰しもが起伏ある日々を送っていると感じて視聴してきました。しかし今回、その辺の「起伏」の部分がきちんと描かれていなかったような気がします。山や谷の部分にヘラを押し付けて、全部なだらかにしちゃった感じがするのです。

もっと「いろいろがあって35年」の人生だと思うのですが。短く集約するにしても、もうちょっとデコボコがあってもいいのになあと。

大好きな番組なので、今後の期待も込めてちょっと辛辣に話しておりますが…もちろん今後も継続して視聴します。『42歳になりました』が楽しみです。

聴いて下さると嬉しいです。

NHKアーカイブスで視聴可能なので、ぜひ見てみて下さい…!

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