© matka All rights reserved.

20201/21

【お茶とお菓子の可愛い箱】「M&S Viennese Rasperry Creams」ふんわりラズベリー色の憎いヤツ

イギリスで見つけた、紅茶・コーヒー・ビスケットのパッケージ。可愛いもの、洗練されたもの、何とも洒落ているものいろいろ。デザインも素敵、そして味も美味しいものを探しています。

イギリスは大した資源もない国なので最大の産業は金融なのだが、デザインも得意とする産業の1つ。スーパーやデパートなどのお店を回っていると、「あ、いいな」に本当に年中遭遇する。

ありとあらゆる「あ、いいな」を紹介できないので、ひとまずこのコーナーで紅茶(時々コーヒー?)やビスケットなどの「お茶とお菓子のパッケージ」しばりでご紹介する。基本は「デザイン重視 」でのチョイスだが、できるだけ「中身も美味しいもの」を目指す予定。イギリスに来た時のお土産の参考にしていただけたら嬉しいです。

今回のビスケット:M&S「All Butter Viennese Rasperry Creams」

ちょっと高級なスーパーとして知られるM&S(Marks & Spancerの略だが、最近はロゴがM&Sになったので、この名前で呼ばれている)。基本的にプライベートブランドを販売しているスーパーで、自社で作らないものだけ他社ブランドを置いている。スーパーとしての認知度の方が高いけれど、デパート仕様の店舗もあり、衣料品や雑貨もある。

野菜や果物は新鮮で育ちが良く、長持ちしそうな「粒ぞろい」。 日本で言うところの「成城石井」的な立ち位置のお店である。

私はスーパーは近所にある激安&超庶民派「Lidl(リドルと読みます。ドイツ系です)」の愛用しているので、M&Sには滅多に行かない。近所にないから、ということもあるが、近くにあってもたぶんあまり行かない。日々の食卓をM&Sの素材で揃えていたら貯金なんてできないだろうし、住宅ローンだって危うくなりそう。家庭の経済は「日々の累積努力」だと思っているが、イギリスはスーパーの階級がかなりはっきり存在する。その辺は使い分けが肝心だ。

そんな「滅多に行かないM&S」だが、「でも近くに行ったら一応覗く」のがビスケット売り場。生鮮食品は他スーパーと比較してどえらくお高いM&Sだが、ビスケットは全く高くないのである。1ポンド台がほとんど。これだったら「割と倹約家(またの名をケチんぼ)」の私だって、良心の呵責なく気軽に買える。

毎度立ち寄るのは安いからだけではもちろんない。M&Sのビスケットは美味しい上に、パッケージデザインが素敵なのだ。M&Sはプライベートブランドの商品のパッケージを割とこまめに変える印象がある。時代の空気を掴んでいるのか、何となく「今、良いと思う」「しっくりくる」デザインが多いのだ。

特にお気に入りなのが、この「バターたっぷりウィーン風ラズベリークリーム」という名のビスケット。これを見つけてきたのはウチの旦那のヒトである。

旦那のヒトはビール(エール)党なのだが甘党でもあり、その辺のテイストはすでにイギリス人化している。

ちなみに「お酒は好きだが甘いものを好まない」的な人が日本にある一定数存在するが、これを欧州で説明するのは至難の業である。下手気にこの話をすると「お酒飲むことと甘いものの好き嫌いに何の関係があるのか?」と問い詰められるので、要注意。1度「お酒には糖分たっぷり入っているから、甘い物いらないんじゃないかな」と真正面にこたえてみたら、「イギリスにいるビールっ腹族にインタビューしてみなよ。一人残らずケーキも大好物だから」ととっちめられてしまった。と言うわけで、この手の話はあまりしないようにしている。

このパッケージの素敵なところは、ピンクの上手な使い方だ。「イギリスのデザインは本当に上手にピンクを使っているものが多いなあ」と良く思う。特にガーディアン紙の日曜版「オブザーバー」を読んでいるとそう思うのだが、使いすぎず、強すぎず、程よいインパクトを与える程度にピンクを使うのが本当に上手いのだ。

ガーディアン紙のポッドキャストを告知するTwitter。ロンドンにある小さな北朝鮮コミュニティーについてだが、北朝鮮をピンクで表現することに在英ノースコリアンたちがどう思うのか?は頭をよぎるけれど、ちょっとくすんだピンクの使い方が素晴らしいです。


サッカー記事でもこんなにピンク。

ちょっと話がそれたが、ビスケット。

このラズベリー・クリームの場合、中のラズベリー感を彷彿とさせるピンクなのだが、全面に使うわけではない。ザラりとした白い箱に商品名のピンク。そして側面だけをピンクであしらっており、やりすぎないのにピンクが目に差し込むところがいい。

少し青みがかった抜け感のある白、そしてザラっとした箱の手触りも◎。この2つのポイントとピンクのコントラストがいいのだと思う。

中を開けるとこんな感じ。

さて、食べてみる。

ビニールをあけると、それだけでふわりとラズベリーの香りが漂う。酸っぱくない、甘くて柔らかな香り。

口に入れると、触感は「さくさく&ほろほろ」。口に入れるとバターの風味とほんのりラズベリーが香るクリームの濃厚さがふわっと広がる。

ほんのりピンクのクリームも可愛い。

ラズベリークリームが素晴らしい。かすかな酸味にラズベリー感があるが、どちらかというとラズベリーは香りの要素。しっかりしたクリームがラズベリーの香りで軽くなる。それが「ほろほろ&さくさく」と相まって、紅茶と一緒に食べたら、もう永遠に食べていられそう。

一度食べ始めたら、いつも1箱あっという間に食べきってしまう。だから「今日は2枚だけ」と、毎回枚数を決めて食べている。

写真はコーヒーです。コーヒーにも合いますが、たぶん紅茶の方が合います。ミルクティーでもブラックティー(=ストレートティーのこと)でも。

この手のタイプの箱は「贈答品用」ではなく、日常使い用。でも、本当に美味しいので、日本にもよく持ち帰って喜ばれている。よく売り切れているので、私と同じレベルのファンも多いよう。

食べすぎ注意。外見も中身も魅力的な「ラズベリー色の憎いヤツ」だ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

絵葉書通信

【絵葉書通信12】from Hanako in London

EU離脱したイギリス 。ハナコさんのセレクト、皮肉が効いてますね。ロンドン在住時、TATEは私も大好きでよく行っていました。ハガキのインスタレーションは2009年のものですが、現代アートは今起こっている社会の状況や現象を皮肉めいて表現したもものも多く、アートにしかできない面白い表現だと私は思います。

【マトカのポッドキャスト45】いまさらですが映画『新聞記者』を見たので話したい

こんにちは。フローレンス22世です。 地球の反対側に暮らす ロンドン在住の「フローレンス22世」と東京在住「豊里耳(とよさと みみ)…

スタバとワタシ

スタバとワタシ Part3「TSUTAYAのスタバとワタシ」

カルチャー(CCC)という最強のパートナーを得たスタバは、キラキラしている。それはTSUTAYAにとってもそうだ。アプローチの方法は無限にあり、現在BOOK&CAFÉスタイルのスタバは全国に69店舗も存在する。

【今日の云々】同じ人間とは思えない:昭和の名曲「まちぶせ」に思う

ちょっと音楽ネタが続いていますが… 陽子さんはコーヒーや紅茶からさまざまなジャンルの音楽を思い浮かべているのに、私が思い出すのはなぜか歌謡…

podcast44

【podcast44】メガネの時間「ごはんのお供 動画」

今回、「ごはんのお供」といっても、佃煮とかイカの塩辛とか、そういう「お供」ではなく、ごはんを食べながら、楽しく快適に観れる動画のお話です。

ページ上部へ戻る