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20194/11

【今日の云々】頑張れそうな気がする

しばらくの間、キリキリするような日々を過ごしております。

かなりキツイ&辛い系の仕事が連続で入り、しかも大量なのでやってもやっても全然、まったく終わらない。

「これは…私のキャパを完全に超えている」―― 着手後すぐに思ったけれど、そんなのは後の祭。引き受けたからには当たり前だけど終わらせないとならない。

お仕事はすべて有り難いのです。でも全部が全部得意ではないわけで。自分のキャパ内で何とかなるお仕事を頑張りたいと思うのですが、「ん…!? ちょっと…大丈夫かしら?」と迷って引き受けた場合、おおむねその後大惨事を迎えるわけです。

もう何百回も同じことを繰り返し、そのたびに落ち込み、でもヒーヒー泣き言言いつつ、ボロボロになって終わらせる。その繰り返し。もう少し賢くなりたいものなのですが。

とまあ、そんな日々を数カ月にわたり過ごしています。

そんなとき、2つのドラマのことを知ったのです。

1つは「Killing Eve」BBCアメリカ製作のドラマ。名前は聞いたことがあったのですが、今年のゴールデン・グローブ賞のTVドラマ部門で、主演のサンドラ・オーが主演女優賞を獲得したときに少しだけ映像を見て「面白そう」と思ったのがきっかけ。

もう1つは「Fleabag」。2年前にBBCでシーズン1を放送していたそうだけど、当時はまったく知らず。シーズン2放送開始時に友人がSNSで絶賛していたので興味を持った次第。

実は我が家にはテレビがありません。朝のBBCニュースはタブレットで見ており、テレビ&映像はここ数年「必要だったら(映像を)取りに行く」という感じ。友人知人が送ってくれる日本の動画を夕食時に見るのは楽しみですが、 「テレビをつけっぱなしにする」習慣がありません。

仕事で映画はたくさん見ますが、それも「1作品ずつ、選んで見る」形なので、連続性がないのです。

そんな私がなぜ久々にドラマを見る気になったのかというと、移動時間の長い出張が入ったから。「資料を読んだり、本を読んだりする気力のない時間にいいかな?」と思い、何気なくこの2つのドラマを1話ずつスマホにダウンロードしたのです。

そして何気なく見始めて…

どっぱまりました。

(ドラマのすばらしさについて書くと長いので、割愛。今日のポイントはそこではありません。)

さてどっぱまったワタクシは、その後、全ての移動時間と私生活の自由時間をこの2つのドラマにつぎ込みました。「寸暇を惜しんでドラマを見る」ようになったのです。

そして不思議なことに気づいたのです。

しんどい取材がある日でも「帰り道に続きを見よう」と思うと、なんだか頑張れる

朝から晩までキツキツの日でも「早く仕事を終わらせて、寝る前に30分だけ見よう」と決めると、なんだか頑張れる

1日の内のわずかな時間。でも「絶対、はずれなく、超絶面白い」何かが先に待っていると思うと、馬の前にぶら下げたニンジンのようなもので、無条件に人は頑張れるものだと知ったのです。

そうか、こんなことで人は元気になれたりするんだ。…なんだか…新鮮だ、この感覚。

小説にハマったときにも同じような感覚があるにはあります。寸暇を惜しんでページをめくる楽しさ。でもドラマにはもうちょっと受け身で良い楽さがあるのだと改めて知りました。

そして寸暇を惜しみまくって見まくった結果、私はとうとう2つのドラマを見終わってしまったのです(涙)。

明日から、私は何を「元気のもと」にして生きていったらいいのでしょう? きっと探せば同じような元気と喜びをくれるドラマがあるのでしょう。でも「探す」作業から始めなくてはならないわけで。

そんなわけで、今ちょっと途方に暮れております。毎日の「小さな楽しみ」が実はこんなにも大きな存在だったとは。

でも今回の経験で、私が案外簡単に元気になれる類の人間だと分かり、そこのところにはささやかな希望も感じたりもしています。そして毎日「忙しい」と言いまくっていた自分にも反省しました。ドラマの合計時間は結構なもの。「寸暇」は案外あったわけです。

でも「寸暇」を集めて仕事ができるか、というとそれは違うかも。「寸暇」は「寸暇」として、一息つく時間に使ってからこそ元気がでるもことも分かりました。

小さな絶望(見るドラマがない)を抱えつつ、明日からまた日々の楽しみを探すとしましょう。元気のもとは人生には必要です。

PS:
2つのドラマが同じ脚本家の作品だと知ったのはごく数日前のこと。しかもFleabagでは自ら主演もこなしている。フィービー・ウォーラー=ブリッジ、スゴイ才能です。

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